バイトの履歴書は修正ペン厳禁! 最終手段は誤字に二重線+訂正印
「うまく書けた履歴書なのに、誤字を見つけてしまった」――という経験、一度はありませんか? たった一文字間違えたからといって、初めから書き直すのは面倒ですよね。バイト面接まで時間が迫っており、書き直す時間がないという人もいるのではないでしょうか。
履歴書を書き損じた時、修正ペンやテープを使ってはいけません。大切な書類を書き損じた時は、初めからつくり直すのが社会のマナーです。
この記事では、履歴書を書き損じた時の正しい対応について解説。修正した履歴書を提出するとどのような問題があるのか、履歴書を書く際にミスしないようにする方法もあわせて紹介していきます。
これからバイトに応募する、履歴書を書くという人は、ぜひ参考にしてみてください。
履歴書の誤字は修正ペンやテープで直してはいけない
履歴書に誤字がある場合、原則として修正ペンやテープを使って直してはいません。初めから書き直すことをオススメします。
この章では、なぜ履歴書では修正ペンやテープを使用してはいけないのか、使うとどのような問題があるのか解説していきます。
▼修正した跡のある履歴書は印象が悪い▼
修正ペンやテープで直した跡がある履歴書は印象を悪くします。これは修正ペンだからというわけではなく、どのような筆記用具を使おうと同じです。
修正箇所がある履歴書を提出すると、以下のような悪印象を採用担当者に与える可能性があります。
- 修正した履歴書から受ける印象
●信頼できない
→ミスをしても適当な対応をする人。仕事でも似たようなことになるのでは。
●意欲が低い
→履歴書を書き直す努力さえしないほど、採用されたいという意欲が低いのでは。 採用しても辞退、もしくはすぐ辞める可能性がある。
履歴書のような大切な書類で誤字があれば、修正ペンやテープを使わずに書き直すというマナーは一般常識です。書き直しが面倒であることは誰でもわかりますが、その手間を惜しみ、マナーを守らない人は「信頼できない」「働きたいという意欲が低い」と思われても仕方がありません。
履歴書でミスがあれば、新しい用紙を使って、初めから書き直しましょう。あとの章でミスしないための書き方を紹介するので、そちらを参考にしてくださいね。
▼特に日付の修正は履歴書の使いまわしを疑われる▼
応募先へ提出するために作成した履歴書でも、修正箇所があるだけで使いまわしを疑われることもあります。特に日付部分を修正ペンで書き直すと、「ほかのバイト先に提出した履歴書を、日付だけ変更して使いまわしているのでは?」と疑念を持たれるでしょう。
応募したバイトに採用されたいなら、“履歴書に修正箇所があってはならない” ということを肝に銘じておいてください。
「どうしても」という時の履歴書の修正方法
「応募先からもらった指定の用紙で書き損じてしまったが予備がない」など、新しく書き直しができない状況に陥ってしまうケースは考えられなくありません。
この章では、そういった場合の履歴書の修正方法を紹介します。ただし、オススメはできません。履歴書を書き直せる状況であれば、これから紹介する方法は使わず、新規で作成したほうがよいでしょう。あくまで最終手段であることを理解してください。
▼最終手段は二重線+訂正印で修正▼
履歴書を修正する時は、以下の手順を踏みます。
①間違えた箇所に二重線を引く
②二重線に重ねるように、訂正印を押す
③空いているスペースに正しい文字を書く
こちらは、大切な書類などを修正する際に使われる訂正方法です。どうしても修正しなければならない場合は、この方法で訂正してください。
ただし、この修正方法は一度しか使わないでください。複数個所に訂正印があると、読みづらい履歴書になり、さらに印象を悪くします。
▼修正した履歴書は印象を悪くする覚悟が必要▼
どうしても修正しなければならない状況だったとしても、マナーを守っていないことに変わりはありません。修正箇所があるだけで、採用担当者はマイナスイメージを持つでしょう。
二重線+訂正印という最終手段を使わなくてもよいよう、履歴書は時間に余裕をもって慎重に書きましょう。応募先から指定された履歴書の場合は、間違えてしまったことを丁重に詫びて、もう一枚送ってもらえないか申し出てみてください。
修正箇所がある履歴書を提出しないためには、前もって準備しておくことが大切。次の章では、履歴書を書き損じないための方法を紹介していきます。
【履歴書を書き損じない方法①】下書きして誤字脱字を減らす
履歴書の修正箇所をなくすためには、そもそも書き損じないことが重要です。ここでは、履歴書を書く際にミスをしない方法を紹介。簡単に実践できる内容なので、ぜひ試してみてください。
▼見本の履歴書をつくる▼
書く内容を考えながら筆を進めると、記入する段落を間違える、おかしな文章になるといったミスをしがち。書き損じを減らすには、本番で使わない用紙に記入内容をまとめ見本にするとよいですよ。
提出しない用紙なら、何度書き直しても問題ありません。書く内容と全体のバランスを考えて、どのような履歴書にするかじっくり練ってください。
こちらもチェック!
■高校生のための履歴書の書き方・キホンのキ。~志望動機編~ 「近所だから」は書いてOK?
▼鉛筆で薄く下書きしてから清書する▼
横に見本を置いて書いても、書き損じる可能性はまだあります。ミスする可能性をできる限り排除したいのなら、本番で使用する履歴書に鉛筆で薄く下書きしましょう。その上からボールペンで清書し、インクが十分に乾いてから下書きを消します。
下書きのポイントは、消しゴムで軽くこするだけで完全に消える程度の薄い文字で書くこと。下書きを濃く書くときれいに消せません。結果的に履歴書の見栄えが悪くなるので要注意です。
消しゴムを使う時は、履歴書にシワが寄らないよう紙をしっかり押さえてください。力を入れずに優しくこすりましょう。
また、トレース台を使うのもオススメです。見本の履歴書に清書用の用紙を重ねて、透ける文字をなぞっていきます。下書きを消す必要がないため、よりきれいに仕上がりますよ。
【履歴書を書き損じない方法②】清書する環境を整える
履歴書を書く時の周辺環境も、書き損じないためには重要です。
▼慣れた筆記用具を使って集中する▼
いつもと違う筆記用具を使うと、違和感からミスをするかもしれません。インクが途中で切れてしまうのでは……という不安から新しいボールペンを使いたくなりますが、書き慣れているボールペンを使いましょう。
どうしても新しいボールペンを使わなければならないなら、これまで使用していたものと同じ種類のものにすれば、違和感を覚えることがないのではないでしょうか。
▼机の上を掃除してから清書する▼
机の上が整理整頓されていない、汚れているという場合は掃除してから清書に入ってください。
履歴書の下に消しカスがあれば、文字がゆがむ、用紙に穴が開くという事態が考えられます。そばにフタの空いたペットボトル飲料があれば、何かの弾みにこぼしてしまい履歴書を汚すかもしれません。
そういった不安要素をつぶすためにも、整理整頓し卓上をきれいにしてから清書しましょう。
さいごに
途中までうまく書けた履歴書でミスをしてしまった場合、修正ペンやテープで直したい……と思うことはあるでしょう。しかし、修正した跡がある履歴書は印象を悪くします。
履歴書は、応募先にやる気を伝える重要な書類です。手を抜いては失礼になるので、書き損じた際は必ず新しい履歴書に書き直しましょう。
この記事で紹介した書き損じしないための方法を取り入れ、誤字脱字がないように書いてくださいね。
さて、次の記事ではバイトの面接に受からない理由を明らかにしました。バイト面接に合格するための、履歴書の作成ポイントも紹介していますよ! ぜひ一読ください。
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