【採用率UP】バイト面接や履歴書の「自己PR」タイプ別・職業別例文
「バイト先への自己PRって何をすればいいの?」
バイト経験が浅い高校生や大学生にとっては、自分を売り込む「自己PR」作成に慣れていない人が多いでしょう。
履歴書に何を書けばよいか、面接時に何を言えばよいか――。まだ、自己PRをどうまとめるか、決まっていない人も少なくないのでは?
自己PRは、採用担当者にあなたの “人物像” を伝え、「採用したい!」と思ってもらうための大切な役割を果たします。
この記事では、バイト面接や履歴書の「自己PR」を徹底対策! すべて読み終えるころには、採用担当者によい印象を与え、採用率がアップような自己PRができるようになります。ぜひ、参考にしてください。
【目次】
1. 「自己PR」のつくり方
2. 高校生・大学生向けの作成ポイント
3. タイプ別の自己PR例文
4. 職業別の自己PR例文
5. 面接時の注意点
6. まとめ
バイト面接や履歴書で使える「自己PR」のつくり方
バイトの応募先が、面接や履歴書のチェックに際して重要なポイントとしているのが「自己PR」。一度の面接や履歴書の情報だけでは、応募者の長所や人柄をすべて把握することはできません。そで自己PRを通じて性格や熱意、一緒に働けるかどうかを判断します。
書面だけでは伝わらない “人物像” を伝える自己PRは、重要なポイントとなるのです。まずは、自分の魅力を伝える書き方や伝え方のポイントを紹介します。
▼①職種に照らし合わせPRポイントを箇条書きにする▼
まずは希望しているバイトの業務内容や職種と照らし合わせながら、採用担当者にアピールできるところを箇条書きで書き出していきましょう。
たとえば、接客業のバイトへ応募するなら
●初対面でも臆せずコミュニケーションがとれる
●人と話すことが好き
●以前も接客業のアルバイトをしていた
●人見知りをしない性格
など、応募したバイト先で活かせそうな点を箇条書きにしていきます。
なかなかPRポイントが見つからない人は、以下の記事を参考にしてください。短所を長所に変換するテクニックを紹介しています。
▼②具体的なエピソードを入れて個性を出す▼
次に、箇条書きにした自分の強みのなかから、ほかの人にはないアピールポイントを見つけます。
「コミュニケーション能力が高い」という長所も「サークルや部活などで部長として、周囲をこのように引っ張ってきた」という具体的なエピソードが加わることで、ほかの応募者にはない独自の強みや人柄が伝わるポイントになります。
【高校生・大学生向け】合格率がアップする自己PRの作成ポイント
高校生や大学生の場合は、バイトの自己PRを作成するときに “学生ならでは” の強みを取り入れてみましょう。ほかの志望者と差をつけるためにも、ここでは3つのポイントを紹介します。
▼①自分の性格や特技を “強み” としてPRする▼
自己PRを作成するときに、性格や特技を “強み” としてガンガンPRすることもひとつの手段です。その際に「協調性がある」「コミュニケーション能力が高い」「接客業が得意」とただ単に羅列するのではなく、そう考える理由や裏づけるエピソードなども必ず一緒に添えるようにしましょう。
理由を膨らませることができれば、大きな強みとなります。自分の強みがなかなか思い浮かばない場合には、家族や友人の意見を取り入れて参考にしてみるとよいですよ。
▼②学生生活で学んでいる内容や将来の夢と結びつけてPRする▼
学校で専門的に学んでいることがバイトの仕事内容と一致する場合には、大きなアピールポイントになります。どのような学科に属しており、学びを深めている自分のどんな点がバイトに活かせるのか具体的に述べると魅力的な自己PRに仕上がります。たとえば、
人と接することが好きで、将来は保育士になりたいと考えております。授業でも子どもや保護者とのコミュニケーションについて学ぶ機会が多く、相手の立場で考えることや相手を尊重した受け答えができるようになりました
など将来の夢や学習内容をうまく取り入れられたら、ほかの応募者には書くことのできない自己PRが完成します。
▼③今までのバイト経験からPRできそうな点を探す▼
学生のうちは「さまざまな業種にチャレンジしてみたい」「いろいろなバイトを経験したい」と考えている人もいるのではないでしょうか。これまでのバイトで経験したことを自己PRに活かしながら、履歴書作成や面接に臨んでみましょう。
以前勤務したことがある業種では、そのときに学んだことが “即戦力” としての自己PRになります。
異なる業種であってもバイトリーダーや教育担当の経験がある場合には、
●協調性
●コミュニケーション能力
●リーダーシップ
をアピールできるでしょう。部長や学級委員の経験も、同じように活かせます。
自己PRとしてどのような点を挙げようか迷った場合には、今までの経験を思い返してみることもおすすめです。以下の記事では、バイトリーダーの経験で身につくスキルを多数紹介しています。こちらも参考にしてください。
⇒バイトリーダーとは?役割や時給の変化、就活時の自己PR例、注意点を解説
高校生・大学生は、以下の記事でバイト面接の基本マナーもチェックしてください! クイズ形式でバイト面接の “常識” を学べますよ。
初バイト・未経験者でも大丈夫! タイプ別自己PRの例文
未経験の職種に挑戦する場合や初めてバイトに応募する場合は、どのような自己PRを作成したらいいのか迷うもの。ここからは、自己PRのつくり方を具体的な例文とともに紹介します。
自分の性格や経験を踏まえながら、自己PRを作成するときの参考にしてみてください。
▼コミュニケーション能力がある人▼
あなたのコミュニケーション能力は「人と接する機会多い」職種や業種で活かせるでしょう。その場合、下記のようにPRしてみてください。
学生時代に語学留学をした結果、言葉が通じない場所で相手の気持ちや立場を考えながら行動するスキルを身につけることができました。この経験から得たコミュニケーション能力は、アルバイトでも活かすことができると感じております。
接客業や塾講師といったコミュニケーション能力が問われるバイトでは、自分の経験を踏まえながら能力の高さをアピールできるとよいでしょう。周囲との関わりのなかで感じたシーンを具体的に語り、自己PRにまとめてみるのもひとつの手段です。
「コミュニケーション能力が高い」とアピールするだけなら誰にでもできるため、 “具体性” を持たせるところがポイントです。
以下の記事では、人気の接客業「カフェバイト」にスポットを当てて、面接対策を解説しています。ほかの接客バイトの面接時にも活かせる内容が満載なので、ぜひチェックしてください。
⇒【必勝法】カフェバイト面接は見た目と人当たりのよさで合格を掴め
▼地道な努力ができるタイプ▼
あなたの地道な努力ができる性格は「マニュアルに沿って作業をすることの多い」職種や業種で活かせるでしょう。その場合、下記のような自己PRを参考にしてください。
細かい作業が好きで、裁縫や日曜大工が得意です。コツコツと作業をして、ひとつのものを完成させる仕事に自信があります。また、一度決めたら最後までやり遂げるところが私の長所です。最近では製作した洋服が○○賞を受賞し、お褒めの言葉を頂きました。
丁寧な作業が求められる業種や決まったマニュアルを守って作業をすることが求められる職種では、
●地道に努力ができること=真面目・継続力がある
●細かな作業が得意=丁寧で正確な作業ができる
という点が、大きなアピールポイントになります。
例文のようにまとめて自己PRをつくると、学歴や資格だけでは読み取れない人物像を伝えることができるでしょう。
▼リーダータイプは協調性がPRポイント▼
あなたのリーダーシップは「チームワークを大切にする」職種や業種で活かせるでしょう。その場合、下記のようにPRしてみましょう。
私は大学時代にバレーボール部のキャプテンをしていました。後輩の意見に耳を傾けながらよりよいチームになるよう試行錯誤し、最終的には全国大会で4位という成績を収めることができました。この経験から、チーム全体の状態を把握して一致団結できるようにまとめるスキルが身についたと感じています。
リーダーシップを発揮することが求められ、周囲との協調性が重視される職種では、今まで仲間と一緒にひとつのことをやり遂げてきた経験が語れると大きなアピールポイントとなります。特にチームワークを大切にするアルバイト先では「一緒に働ける仲間かどうか」が重視されるため、エピソードを交えて語れると印象に残ります。
「職業別」での自己PRの例文をチェック
自己PRで伝えるべきアピールポイントは、面接を受ける業種によっても異なります。この理由は、業種によって求められる人物像が異なるから。
ここからは、応募するバイトの業種に合わせた自己PRを例文とともに紹介します。すでに経験したことのある業種の場合は、大きなアピールポイントに。バイト先のニーズに合わせた自己PRを作成することで、採用率をぐんとアップさせることができますよ。
▼飲食店では「コミュニケーション能力」と「バイト歴」をアピール▼
コミュニケーション能力とバイト歴がアピールポイントにできることの多い「飲食店」では、次のようにPRしてみましょう。
私は人と接する仕事が好きで、1年ほど飲食店でアルバイトをしておりました。進学を機に退職いたしましたが、スタッフやお客様と楽しみながら仕事ができ、とても有意義な経験となりました。
以前の飲食店ではホールも調理も任せていただいていたため、仕事内容はすぐに覚えられると思います。ぜひ、今までの経験を活かしながらスタッフの一員として頑張りたいです。
飲食店では、今までのバイト歴がアピールポイントになります。過去に飲食店で働いたことがある場合は、どのくらいの期間で勤務し、仕事のどのような点にやりがいを感じたのかアピールしてみましょう。
また、来店客と接する機会が多いのも飲食店の特徴です。採用担当者は来店客はもちろん、同僚となるスタッフと協力しあってうまく店を回していけるかどうかを重視するケースもあるため、コミュニケーション能力の高さは有効なアピールポイントとなります。
初めてホールスタッフに挑戦する人は、以下の記事でイメージを膨らませてPRポイントを練るのも手です。経験者の声も紹介していますよ。
⇒飲食店バイトのホールとは? 仕事内容や体験談、向いているタイプ紹介
▼コンビニなどシフト制のバイトでは勤務条件もアピールポイント▼
勤務条件がアピールポイントにできることの多い「コンビニ」などのシフト制のバイトでは、次のようにPRしてみましょう。
通勤時間は10分程度なので、早朝シフトはもちろん、深夜シフトなどどのような時間帯でも勤務することができます。なるべく早く仕事内容を覚えて、スタッフの一員として活躍できるよう精進したいです。
24時間営業のコンビニやスーパーでは、採用担当者がシフトの組みやすさを重視することが多いもの。そのため、シフト体制に柔軟に対応できる理由を述べられると採用担当者の目に留まりやすくなります。
「家が近いため早朝勤務が可能」「通信制の学校なので時間に縛りがない」など、採用担当者が安心できる自己PRが好ましいです。
▼アパレルや美容系では「熱意」や「知識」をアピール▼
熱意や知識がアピールポイントにできることの多い「アパレル」や「美容系」のバイトでは、次のようにPRしてみましょう。
私はファッションが好きで、アパレルブランドのショップ店員をしていたことがあります。このときに基本的な専門用語はもちろん、お客様の好みに合わせてコーディネートする能力を養うことができました。お客様が喜んで帰っていく姿にやりがいを感じております。ぜひ今までの経験を活かしながら、大好きなファッションの現場で働きたいです。
アパレルや美容系のアルバイトを志望する場合は、「この職種が好き」とアピールする以外に、専門知識があることを伝えるとよいでしょう。あらかじめ理解していることをアピールできれば、ほかの志望者と差別化できます。
以前に美容系やアパレル系でアルバイトをしていた経験でも問題ありません。自分がやりがいを感じた点や得た知識を伝えられると魅力的な自己PRになります。
面接時は笑顔や話し方に注意して
せっかくよい自己PR文を用意しても、面接時にアピールポイントがうまく伝わらなければ意味がありません。
自己PRは面接官に自分の人柄や性格を伝えられるチャンスです。履歴書の段階でいくら魅力的な自己PRを用意できても、聞こえづらい声や笑顔がないだけで、採用担当者に伝わりづらくなってしまいます。
どうしても緊張してしまうシーンではありますが、できるだけ笑顔で自分のよさを伝えられる雰囲気をつくるとよいでしょう。
採用担当者に「この人と一緒に働いてみたい」と思ってもらえるように意識するだけでも、話し方が変わるはずです。
面接時の緊張をほぐしたい人には、以下の記事がおすすめです! 初めてのバイト面接でも、リラックスできる緊張のほぐし方を紹介しています。
まとめ:魅力的な自己PRでバイト採用担当者の心をつかもう
今回は、バイトの履歴書作成や面接時に欠かせない「自己PR」を作成するポイントや例文、チェックしたいポイントをまとめて紹介しました。自己PRは、初対面では伝えづらい自分の性格や強み、持ち味をアピールできるチャンス。うまくまとめることができれば、ほかの志望者と差をつけられます。
まずは自分の性格や強み・アピールポイントを箇条書きにして、そのなかから志望する業種でアピールできる内容を見つけていきましょう。応募しようとしている職種でのバイト経験がある場合には、勤務時の仕事内容やそこから学んだことも採用担当者に響くアピールポイントになります。
魅力的な自己PRのつくり方をマスターすることは、バイトの採用担当者に自分のよさをしっかりとアピールすること。手順をしっかり踏んで、ぜひ採用をゲットしてくださいね!
以下の記事では履歴書に書く志望動機の書き方を紹介しています。自己PRと合わせて、参考にしてください!
- バイト探しは『おすすめディスカバイト』で!
アルバイト探しなら『おすすめディスカバイト』が断然オススメ! おすすめディスカバイトを通じてアルバイトに採用されると、お祝いポイントがもらえます。全国各地のさまざまな職種のアルバイト情報を掲載していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。