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「上司・会社」との関係悪化を理由に辞める人が大多数……バイトの人材流出の原因はコレだ!

 【調査】イヤな経験をしたバイトは何?バイト先のトラブル・辞めた理由を集めてみた。
2017.4.14 update/図に著作権情報を明記しました。
2017.11.2 update/目次を追加しました。

みなさまこんにちは。Career Groove編集ライター・サナティこと真田です。

サナティって、もちろん自分で言ってるわけじゃないです。弊社での自分のあだ名です。一山こえたアラサー女子に対して、弊社内の社員がそう呼ぶわけです。

ティってどっから来たのでしょう。ミキティとかアリエッティとかアガサクリスティーとかそんなノリでしょうか。どちらにせよ双方痛いだけだと思うのですが、なぜか社内受けが宜しいのです。

そんなキラキラニックネームなど個人的に超イラッ★としている程度でたいした問題ではございませんが、人によっては「キモッ セクハラ!!」と感じるかもしれません。気をつけましょうね。(?)

程度はあれこそすれ、日々バイトや仕事に追われて働いていらっしゃる皆様の中には、職場で私のようにイラッ★としたり、イヤ~な経験をした方は多いはず。その経験がもとで、「バイト行きたくない!」と思っていませんか?


「昔は普通のことだったのに、今はなんでもセクハラ扱いで困る」
「この程度で辞めるなんて、根性が足りない!」


……と思っている管理職や店長の皆様。お気持ちお察しします。
さて、これまであなたの職場から黙って去ったアルバイトは何人いますか?


「人手不足だからって、無理矢理シフトを入れられる。……これって普通なの?」
「バイト先はいっつも嫌な空気。はっきりいって楽しくない!」


……と思っているアルバイターの皆様。
この記事を読めば、少しでも心強く思えることでしょう。

今回は、「バイトあるある」から「そんなことまで!?」と思う話まで、全国の16歳~49歳の男女1673人に対してバイトに関するトラブルや嫌な体験談、ネガティブイメージを聞いてみました。

<目次>

1.バイトを辞めた理由・第1位は?
2.アルバイト選びで重要視するものとは?
3.バイトを「1日で辞めた」経験者は○代が最多!
4.嫌な経験をしやすい職種・ワースト1はやっぱり……
5.「思い出したくもない」――みんなのバイトトラブル体験集
6.「うちってブラックバイト?」と思ったら
7.まとめ

前回の調査記事
「アルバイトに関するネガティブ調査」2012年

調査概要

調査手法:モバイルリサーチ
調査地域:全国
調査対象:16~49歳の男女
調査期間:2017年2月10日(金)~2月21日(火)
有効回答数:1673サンプル(男性:642人、女性1031人)

1.バイトを辞めた理由・第1位は「就業」のため

全国の16歳~49歳の1673人にアルバイト経験の有無を聞いたところ(図1)、アルバイトの経験がある人は1433人。およそ8割以上にのぼります。

これを年代・男女別にみると(図2)、男女とも30代で8割を超え、経験数(図3)は40代で5回以上している人が半数近くになることがわかりました。

そこでアルバイト経験者に「バイトを辞めた理由」を聞いてみたところ(図4)、

<どんな理由でアルバイトを辞めてきましたか?>
1位:就業(正社員など)
……406人(13.9%)
2位:仕事が合わなかった
……316人(10.8%)
3位:特に理由はない、バイトを辞めた経験がない
……206人(7.0%)

「就業(正社員など)」というライフスタイルの変化、あるいは「特に理由はない」というふわっとした理由で辞める方が多いようです。

ポジティブな変化が理由の1位とあってホッとしますが、「特に理由はない」ってどういうことなんでしょうね……?

図1※カッコ内はサンプル数(以下同)

図1_アルバイト経験はありますか_全体

図2

図2_アルバイト経験はありますか_男女別

図3

図3_アルバイト経験数_全体

図4

図4_どんな理由でバイトを辞めたか_全体

男性は特に理由なく辞め、女性は人間関係を理由に辞める?

アルバイトを辞める理由を男女別でまとめたところ(図5)、以下のようになりました。

<男女別 どんな理由でアルバイトを辞めてきましたか?>
【男性(878人)】
1位:就業(正社員など)
……161人(18.3%)
2位:特に理由はない
……108人(12.3%)
3位:仕事が合わなかった
……95人(10.8%)
4位:新しいバイトをするため
……92人(10.5%)
5位:その他
……71人(8.1%)


【女性(1062人)】
1位:就業(正社員など)
……147人(13.8%)
2位:仕事が合わなかった
……131人(12.3%)
3位:新しいバイトをするため
……108人(10.2%)
4位:上司と合わなかった
……74人(7.0%)
5位:同僚と合わなかった/引っ越し
……49人(4.6%)

男女ともに「就業(正社員など)」「新しいバイト」を理由にバイトを辞めることが多く、これは2012年に行った前回の調査とほぼ同じ結果。バイトを辞める時は、物事の節目であることが多いようですね。

いっぽう、ネガティブな理由を男女比で見てみると、

仕事が合わない(男性10.8%/女性12.3%)
上司と合わない(男性4.9%/女性7.0%)
同僚と合わない(男性2.7%/女性4.6%)

という結果になり、いずれも女性の比率が高くなっているのがわかります。こちらも前回と、ほぼ同様の結果です。

女性のほうがアルバイト先の人間関係で不満を持ちやすいようですね。……女性のみなさん、思い当たることが多いのでは?

いっぽう、男性は「特に理由がない」が2位(女性は4.7%で6位)。また人間関係に関する選択肢を選んだ男性は、女性に比べると少ないようです。

女性よりも男性のほうが、仕事に対してドライなんでしょうね。なんとなく想像がつきます。

なお、その他の選択肢にも注目してみますと、

【男性のほうが割合の高かった選択肢】
解雇された(男性1.5% 女性1.1%)
家庭の事情(男性1.5% 女性1.3%)


【女性のほうが割合の高かった選択肢】
客層が合わなかった(男性1.9% 女性2.2%)
セクハラがあった(男性0.3% 女性0.8%)
いじめがあった(男性1.0% 女性2.4%)
アルバイト先の恋愛がらみ(男性0.2% 女性1.0%)
結婚・出産(男性0.2% 女性%4.4%)

以上のようになります。

男性の場合は「解雇」「家庭の事情」といったシビアな理由でバイトを辞めることが多いいっぽう、女性の場合「結婚・出産」以外は、やはり人間関係の軋轢を理由として辞めることが多いようです。

図5

図5_どんな理由でバイトを辞めたか_男女

2.アルバイト選びで重要視するのは「賃金」「通いやすさ」「シフトの柔軟性」

アルバイト探しにおいて、みなさんはどんな条件でバイト探しをしているのでしょう?

アルバイト経験がある人、ない人すべてを含めた16~49歳までの男女1673人に、アルバイト選びで重要視する条件・環境について聞いてみました。(図6・7)

<アルバイト選びの際に避けたい条件・環境を選択してください。>
【全体(1673人)】
1位:交通の便が悪い
……856人(17.0%)
2位:賃金が安い
……827人(16.4%)
3位:家から遠い
……749人(14.9%)
4位:シフトの融通がきかない
……738人(14.6%)
5位:交通費なし
……491人(9.7%)

【男性(642人)】
1位:賃金が安い
……266人(17.2%)
2位:交通の便が悪い
……240人(15.5%)
3位:家から遠い
……194人(12.5%)
4位:シフトの融通がきかない
……183人(11.8%)
5位:交通費なし
……138人(8.9%)

【女性(1031人)】
1位:交通の便が悪い
……560人(15.2%)
2位:賃金が安い
……521人(14.1%)
3位:家から遠い
……510人(13.8%)
4位:シフトの融通がきかない
……507人(13.8%)
5位:交通費なし
……321人(8.7%)

男女いずれも賃金や交通費などの収入面のほか、交通の便・家からの近さなど通いやすさ、そしてシフトの柔軟性を重要視していることがわかります。

いずれもバイトを長く続けるために、必要不可欠な条件ですね。

図6

図6_バイト選びの条件_全体

図7

図7_バイト選びの条件_男女別

3.バイトを「1日で辞めた」経験者は、肝っ玉(?)の40代が最多!

アルバイト経験のある16~49歳の男女1673人に、アルバイトの最短就業期間を聞いてみました。(図8)

<アルバイトの最短就業期間は?>
1位:1年以上は続いた
……427人(25.5%)
2位:半年未満で辞めた
……291人(17.4%)
3位:1か月未満で辞めた
……200人(12.0%)

その結果、「半年未満」~「1年以上」を合わせて半数以上(52.7%)となり、アルバイターの皆さんは比較的長く働く傾向にあることがわかりました。やはり、仕事は続けるに越したことはないですね。

年代別で見ると(図9)、10代は「日雇い・短期アルバイトのみ」経験している割合が高くなっています。夏休み・冬休みなど、学業の合間にするためのようです。

また「1日で辞めた」年代は、40代がもっとも多くなりました。

5年前の調査では「度胸のある」と評された30代が首位でしたが、彼らが40代になった影響もあるかもしれません。

図8

図8_バイトの最短就業期間_全体

図9

図9_バイトの最短就業期間_年代別

4.嫌な経験をしやすい職種・ワースト1はやっぱり飲食。しかし「嫌な経験はない」も多数に

ノルマの強要や残業代の不払い、弱いバイトの立場を利用したパワハラなど、違法性のある“ブラックバイト”の存在が社会問題となっている昨今。

その言葉が生まれた2013年(Wikipediaより)から4年がたち、バイトの現場に変化はあるのでしょうか?

全国の16歳~49歳の男女1673人のうち、バイト経験のある1433人に「嫌な経験をしたアルバイトの職種」について聞いたところ(図10・11)、

<嫌な経験をしたアルバイトの職種は?>
【総合】
1位:飲食
……538人(22.4%)
2位:アルバイトで嫌な経験がない
……493人(20.5%)
3位:サービス
……330人(13.7%)
4位:コンビニ・スーパー
……200人(8.3%)
5位:その他
……183人(7.6%)

最も多かった職種は「飲食」(22.4%)、次いで「サービス」(13.7%)、「コンビニ・スーパー」(8.3%)と、いずれも接客業となりました。

選ばれた3職種は、前回の2012年の調査とまったく同じ並び。接客業に就くバイトさんの母数が多いということもありますが、接客業にはどうしてもトラブルや嫌な経験はつきもののようですね。

ツイッターで仕事の愚痴をこぼしているのってだいたいこの職種のバイトさんが多い気がします。(※注:個人の感想です)

しかしそのなかでも「アルバイトで嫌な経験がない」(20.5%)を選んだ人も、非常に多くいる模様。

仕事は楽しいだけじゃないのも事実。そこから得られることも、たくさんあります。これからバイトする人は必要以上に心配したり、身構える必要はないでしょう。

図10

嫌な経験をしたバイト職種_全体

図11

嫌な経験をしたバイト職種_男女別

5.「思い出したくもない」――いびる上司、理不尽なクレーム――バイト民の悲痛な心の叫びが!

アルバイトで嫌な経験があると答えた人に対して「嫌な経験談を具体的に教えてください」とフリーアンサーで募りました。(図12)

図12

嫌な経験を具体的に教えてください

<嫌な経験談を具体的に教えてください>
有効回答数/男性 408人 女性 508人
「先輩・上司との人間関係」
……142人(9.9%)/男性31人、女性111人
「客との関係」
……114人(8.0%)/男性26人、女性88人
「同僚との人間関係」
……89人(6.2%)/男性17人、女性72人
「上司・会社からの組織的な圧力」
……45人(3.1%)/男性13人、女性32人
「条件面、待遇面、労働環境」
……62人(4.3%)/男性29人、女性33人
「その他 人間関係」
……33人(2.3%)/男性7人、女性26人
「その他」
……31人(2.2%)/男性14人、女性17人
「なし・特になし」
……1432人(64.0%)/男性408人、女性508人

前回の調査では「客」とのトラブルに関する回答が多く寄せられていましたが、今回最も多く寄せられたのは「先輩・上司との人間関係」(9.9%)に関する回答。

“ブラックバイト” “働き方改革” という言葉が一般化し、より企業とアルバイター(非正規社員)との関係性がクローズアップされてきているのも一因かもしれません。

しかしそのいっぽうで、「なし・特になし」と答えた人が6割以上と喜ぶべき結果に!
この結果から、印象に残るほど嫌な経験や、大きなトラブルに巻き込まれる可能性はあまりないともいえるでしょう。

以下、実際に当アンケートに寄せられた回答をピックアップしました。
(※読みやすさのため、一部要約した意見もあります)


セクハラ、パワハラ、指導不足……先輩・上司との関係性に苦しめられて

パワハラ 踏まれてもイイくらいの上司ってどこにいるの?

<怒声や罵声で、空気が悪化>
●職場に怒号が飛びかっていた。(40代男性)
●初日から怒鳴られた。(40代女性)
●他の従業員への罵倒がホールにまで響き渡っていて、怒られているのが自分でなくとも不快になった時。(20代女性)

大きな叱り声や怒声に嫌悪したというコメントは、非常に多く寄せられました。

怒鳴り声で叱るのは、相手に恐怖を与えるのと同じ。気分が萎えてモチベーションが下がるばかりか、職場全体の士気低下につながってしまいます。

怒声罵声が飛び交うお店は、お客として来て聞いてもイヤなものですよね。

<教えられていないのにやれって言われても>
●先輩がなにも教えてくれない。(30代男性)
●初日にも関わらず店長が不在で、何も教えてもらえないまま客前に出された。(20代女性)
●責任がある仕事をいきなり任されたことがある。不安で仕事にならない。。。(30代女性)

上司の怒声と同じく多く寄せられたのは、指導不足に関するコメントです。

人手不足の現場によくある光景ですが、初めてのバイトでただでさえ不安ななか、ミスをして怒られたのではたまったものではありませんよね。

<人としての尊厳を無視されて>
●上司から、みんながいる前で名指しで非難された。(40代男性)
●店長に「女はお茶くみだけしとけばいい」と言われたこと。(40代女性)
●直接「お前は使えない」と言われた。(30代女性)

人格を否定するような言動に苦しめられた人も大勢いるようです。まれに悔しさからがんばれる人もいますが、自尊心を傷つけられ、そのままフェードアウトする人も。上の立場の人は気をつけたいところです。

まだまだあります。なかには、こんな話も……

<見るも痛々しいアウトな上司>
●自分が育てたと誇らしげに自慢しまくってたが、自分が抜かれたと気づいた途端に、部下叩きを始めた上司にあきれ果てた。(30代女性)

ほんとに自分が育てたのかも怪しいところです。

<社長夫人のやっかみ>
●学生時代に、簿記の資格を生かして経理のバイトを始めた。しかし3日目に社長が自宅へ来て、辞めてほしいと母にお給料を渡して帰った。社長の奥さんが私に対して意識し過ぎたらしい。それっきり、謝罪もなかった。(40代女性)

この社長さんはきっと若い女性が大変お好みだったのでしょう。ある意味、問題に巻き込まれずに済んだということかもしれませんが……。

<訴えてやる!!>
●店長が更衣室にカメラをおいて撮影した。その犯罪者の店長を会社が守った。(30代女性)

社員を守るのは会社の責務ですが、社会的責任を果たすのも同じく会社の責務。言語道断です。


これぞ “ブラックバイト” ! 上司・会社からの組織的な圧力

ブラックバイトに怒るハシビロコウ ハシビロコウさんもお怒りですよ

<ノルマの強要・給与未払い・不正行為>
●恵方巻やおせち料理の予約をノルマ達成できなかったら買い取れ、と脅された。(20代男性)
●売上のプレッシャーが強く、社販が制度としてはあったが形骸化していて、店で着る服を自分で買って売上の足しにしていた。(40代女性)
●高校生にもノルマがあって、給料以上を巻き上げたり、不正にタイムカードを改ざんしたり、売れないものは引き取らせたり、少しでも意見するとオーナーにひどいことを言われたり。「代わりを見つけられないなら休むな」とも言われていました。(20代女性)
●チェーン展開している飲食店で作業中に、「○○店が人手不足だから手伝いに行け」と言われ自転車で片道5kmを移動して行ってみたら「客足が落ち着いたから戻っていい」と言われ再び戻った。しかし「移動だけで実作業が発生していないから、その間の賃金は出さない」と言われた。(40代男性)
●なんの前触れもなく、給料を4割カットされていた。しかも、明細での説明のみ。(30代女性)

ブラックバイトの象徴ともいえる、給料不払いやアルバイターの在庫買い取り。なかには買い取りをインセンティブとして、評価の対象にする店もあるとか……。

ちなみに筆者も(強要ではないものの)某コンビニで「土用の丑の日」のうな重を家族分買うよう店長に言われたことがあります。養殖魚のために乏しいバイト代が消えるところでした。

<「休みなんだから空いてるでしょ?」>
●店長に他のバイトが休んだ時に当日に電話してきて予定があるのに無理やりシフトに入れられた。何度も無理だというのに、了承するまで連絡がくる。(30代男性)
●バイトの面接の際に、勤務時間や日数の条件を提示して、それを承諾した上で採用していただきました。しかしいざ働き始めると「(フリーターの)あなた以外は学生や主婦なんだから日数増やせ」「時間延長しろ」とリーダーに言われて無理やりシフトを組まれたので1週間ちょいで辞めることにしました。(20代女性)

同義語で「独身なんだから家族や子どものいる人の分まで残業してね」があります。世の中は不公平です。


やっぱり多いクレーム対応、横柄なお客さんの態度……接客業はつらいよ

<理不尽なクレームやマナー違反にイラッ>
●急なクレーム対応が多く、しかも訂正でご案内した内容まで会社側のミスで間違っていて、踏んだり蹴ったりすぎで嫌になってやめた。(30代男性)
●「俺は客だぞ」と言う言葉が気に入らない。今の仕事にも影響しています。(40代男性)
●配達の仕事。何度も行かないと会えない。「いらない、帰れ」「来る前に電話で確認しろ」と怒鳴られる。おつりを自前で用意しないといけない。(40代女性)

<時には危険な目にも遭ってしまう>
●客がナイフを持って押し掛けてきて、警察沙汰になった。(30代男性)
●暴言を吐かれる。お金や商品を投げる。マナー違反を注意したら逆ギレ。トイレを汚す。備品を盗む。万引き。その他諸々。(20代女性)
●酔っ払いの人に絡まれた。(30代女性)

接客で辞める理由は、職種問わず圧倒的に「クレーム」が大多数。「自分は客だ」という高圧的な態度や理不尽な要求が、アルバイターを苦しめているようです。

みなさんは大丈夫でしょうか?


陰口からイジメ、恋愛トラブルまで。同僚、お局様との仁義なき戦いにウンザリ

<えっ それ自分のこと?>
●入って早々に 自分への陰口を聞いてしまった。(30代女性)
●先に入社していた年下から、仕事以外の時も今までの経歴など馬鹿にされ、陰口を言われていた。(30代女性)
●インカムのある店で、みんなに聞こえるようになってる時に陰口を言われた。自分に悪いところがあったのか、他の人が店長に言ったらしいがそれを聞いても店長は隠して指摘してくれなかった。(30代女性)

<イジメ嫌がらせエコヒイキ>
●先輩からのいじめがあった。(20代女性)
●有りもしない事をお局様が言い回り、勝手に嫌がらせされた。(30代女性)
●自分のミスではないのに、新人だからといって他の人のミスを私のせいにされた事。(20代女性)
●マスクして咳をしただけなのにバイ菌扱いされた。(40代女性)
●レジが混んでるのに、裏側にいて手伝ってくれない。軽作業現場にいた職歴の長いおばさんが何に対しても文句を行ってきて仕事にならない。私はたばこは吸わないが、吸ってる人は喫煙所で上司と仲良くなり、そこの触れあい度によって仕事場で差別的な扱いをされた事がある。(30代女性)

<よそでやってください>
●既婚オーナーとバイトの先輩が交際していた。オーナーがいる時は、先輩はオーナー室にこもりっきりで一切仕事をしなかったので、私一人で全ての仕事をこなしていた。(30代女性)
●女性のみの職場で話せば恋愛話ばかりで疲れた。(30代女性)

<ムラ社会で村八分>
●仲良しグループみたいに何人かで固まって、他グループの悪口三昧。常に淀んだ空気でうんざり。(40代女性)
●お局スタッフに冷遇された。(20代女性)

同僚トラブルで多かったのが「女同士の陰口」「いじめ」「(自分への)嫌がらせ」という回答。

一人を狙い撃ちにしてその人が辞めるとまた一人がいじめられ辞めてしまう……という負の連鎖を訴えるコメントも寄せられました。

ギスギスした環境では、いい仕事はできないもの。初めてバイト先に入ったら、同僚との健全なコミュニケーション、信頼関係が築けているかをチェックするといいかもしれません。

それにしても女ってこわい。


休めない、汚い、給料が上がらない……キビシイ労働環境に追いつめられて

深夜勤務で疲れた女性

<会社が……>
●募集内容と就業してからの条件が、大きく違っていた。(40代女性)
●いきなり連絡がつかなくなった。(20代女性)

<給与が……>
●昇給が全くない。(20代女性)
●勤務内容も勤務地もお金も聞いていた話と全く違った。(10代女性)

<仕事内容が……>
●単純作業過ぎて苦痛だった。(40代男性)
●冬場の交通量調査は非常に寒かった。(40代男性)
●ファミレスの厨房担当でしたがたくさんのレシピを覚えられず、ついていけませんでした。(20代女性)
●家庭教師をしていて、担当した生徒の学力があまりにも低く、また本人のやる気もなかなか向上しなかったこと。(30代男性)

<環境が……>
●ロッカーで盗難に遭った。(40代女性)
●ゴキブリが出る。(20代男性)
●マグロ漁船のマグロを船からおろす仕事。凍ったマグロが太ももに直撃し動けなくなった。臭いも臭くて、帰りの電車が恥ずかしかった。(30代男性)

マグロ……不運としか言いようがありません。


その他

●言いたくない(40代女性)
●いやです(30代女性)
●思い出したくもない(20代女性)
●書きたくない(30代女性)
●言えない(40代男性)
●鬱になった(30代女性)
●つらい(30代女性)

つらい。

6.「うちってブラックバイト?」と思ったら、ここに相談してみよう!

ブラック企業対策プロジェクト

ブラック企業・ブラックバイトのない社会を目指して、大学教授、弁護士、NPO団体など各分野の専門家が結集したプロジェクトチーム。学生ボランティアも募集しています。

ブラックバイトユニオン

若者の労働問題に取り組むNPO法人POSSEから発足された学生団体。全国の弁護士が登録している「ブラック企業被害対策弁護団」がバックアップしています。

厚生労働省 労働基準関係情報メール窓口

労働基準法違反の疑いのある企業の情報提供を受け付けています。平日の夜間、土日に無料相談できる「労働条件相談ホットライン」も開設中。

※各サイトの諸注意をよくお読みの上、ご利用ください。

7.まとめ

ブラックバイトは手放しましょう

いかがでしたか?
バイトの現場の実態が浮き彫りになり、また前回の調査に比べ、「上司」や「会社・企業」に対する不満が高まっていることが分かりました。

バイトでの嫌な経験が、人生に大きな暗い影を落としている人も少なからずいるようです。

労働力不足が叫ばれていますが、バイトのせいで学業、そして生活に支障をきたしては、意味がありません。

今回の調査結果から気づくことがありましたら、バイトの方も雇用主の方も、一度、自分の職場をふりかえってみましょう。きっとそこから、より円滑に仕事ができるようになるはずです!

バイトは、人生の大切な時間を費やす場所であり、またたくさんの人が関わる場所。

これからアルバイトをする方は、自分が働く場所をしっかりリサーチしておくのはもちろん、トラブルに巻き込まれたら相談できる場所を見つけておくといいですね。

調査項目

1.アルバイトをしている理由(MA)
1. 性別を選択してください。(SA)
2. 年代を選択してください。(SA)
3. アルバイト経験はありますか。(SA)
4. アルバイト経験数を選択してください。(SA)
5. どんな理由でアルバイトを辞めてきましたか。(MA)
6. アルバイト最短就業期間を選択してください。(SA)
7. 嫌な経験をしたアルバイト職種を選択してください。(MA)
8. 嫌な経験談を具体的に教えてください。ない場合は「なし」とお書きください。(FA)
9. アルバイト選びの際に避けたい条件・環境を選択してください。(MA)

[取材執筆・構成・インタビュー写真撮影]
真田明日美
『Career Groove』編集ライター、かつ歴史好きのゲーマー。AVの卸販売から神社の巫女まで、数々のバイト経験とブラック企業社畜生活を経て現職。「働いたら普通は負け」の精神を貫きつつ、夢ある学生の架け橋となるべく絶賛奮闘中。
※面識のない方からのFacebook友人申請はお断りしております。ご了承ください。

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