アパレルショップ店員の仕事についてですが、ショップ内では、元気な挨拶から始まり、お客さまへの声かけ、商品案内、新商品や催事などの案内といった接客業全般を行います。またレジ打ち、商品管理、ディスプレイや商品整理といった店舗運営業務や、商品の搬入やタグ付け、検品作業といったような裏方作業なども店員の仕事です。一見とても華やかな仕事に見えますが実際やってみるととてもハードワークです。中には販売ノルマなどがあるお店もあるようですが、逆にインセンティブ制度などと併用されていることが多いので、自分に自信がある人は挑んでみるのも良いかも。109などの人気ショップになると外見や洋服のセンスなども非常に重要視されるようです。まずは自分自身が洋服やファッションが大好きでないと、長続きしないかもしれません。
アパレルショップ店員になるための特別な資格は特にありません。ただし、販売接客業に共通して言えることですが、しっかりとした挨拶、明るい笑顔、お客さんとのコミュニケーション能力などは最低限必要なスキルとなります。人気のアパレルショップなどでは店員自身が一番の広告塔になるため自分自身のファッションセンスは常に磨いておく必要があります。その他、大きく明るい声が出せないとお店に活気がでないので、そういったスキルも必要になります。また日本ファッション教育振興協会が主催するファッション販売能力検定ではアパレル店員にとって必要な知識や接客の基本などが認定されますので、とっておくと良いでしょう。
一般財団法人日本ファッション教育振興協会 一般財団法人日本ファッション協会 日本メンズファッション協会 一般社団法人日本ボディファッション協会
お客さんの足にフィットした靴やシューズを販売、アドバイスする仕事になります。足は同じサイズでも人によって、甲の高さや足の幅、骨の形状など千差万別。靴が合わないと、外反母趾やマメ、たこなど、足の疾患につながってしまいます。大手量販店や百貨店の他、大型ショッピングモールなど靴の専門店やブランドショップ内などで働くケースが多いようです。
靴や履き物の販売員になるための特別な資格はありませんが、社団法人足と靴と健康協議会が行っているシューフィッターと言う資格の認定試験があります。シューフィッターの資格を取るには靴や履き物売場での販売経験が3年以上必要で、資格自体は、プライマリーコース(初級)、バチェラーコース(上級)、マスターコースの3つに分かれています。靴の知識から歩行に関する知識、また医療的な知識、販売時の接客の基本などが試験の内容となっているようです。
日本靴卸団体連合会 社団法人足と靴と健康協議会
日本伝統の和装、呉服に関するアドバイスを行い、呉服を販売することを仕事にする人。和装については流行など以外に日本の伝統や文化に関する知識を備えた上で、お客さまのニーズ、年齢、容姿、着物を利用するシーンなどにあった服のアドバイスを行い着物等の和装を販売します。和装服を販売するお店は年々減少気味ですが、着物コンサルタントなどの資格があると活躍の場は広がるようです。
呉服店販売員になるための特別な資格はありません。年々求人ニーズは減少していますが、文部科学省・経済産業省の全日本きものコンサルタント協会が主催するきものコンサルタント認定資格を取得しておくと仕事の幅は広がると思います。試験では、きものの素材やマナー、着装実技、指導能力まで問われます。ただコンサルタントの資格を取得するには、着物の着付け経験が2年以上必要です。
社団法人日本きものコンサルタント協会