骨董品店主は、骨董品とよばれる古美術や小道具を扱う店舗の経営者です。骨董品はフランス語でアンティークとも呼ばれています。骨董品店では、東洋美術か西洋美術かなど、店によって取り扱う分野が異なります。取り扱う美術品も絵画や書、彫刻、陶磁器などさまざまです。骨董品店主は、魅力のある骨董品を探すために全国で開催されるオークションに参加します。オークションは、許可された人だけが参加できます。また骨董品を持つ人のもとへ買い取りに行ったり、お客様の要望に合った品を探したりします。
商品に関する歴史や資料を調べることも大切な仕事のひとつです。
骨董品店主になるには、まずよい美術品を見定めるための審美眼、鑑定眼が必要です。また古美術や歴史、作家についての深い知識が要求されます。そのため骨董品店主を目指す場合は、まず骨董品店に入り、知識や鑑定眼を養うことになります。独り立ちするにはおよそ5年から10年かかるといわれています。
独立開業し、晴れて骨董品店主になるには、古物商営業許可が必要です。これは警察署に書類を提出することで許可を受けることが出来ます。
骨董品は、歴史背景や作家など、商品にまつわる要素が価値に反映されますので、正しく目利きされたものであるかが重要です。骨董品店主に対する信用によって多くのお客様が商品を購入するため、お客様に対して誠実に真摯に向き合うことが大切です。
大変奥が深い世界なので、研究熱心で好奇心が旺盛な方に向いています。また各地で新たな骨董品を見つけるためのフットワークも求められる仕事です。
日本美術鑑定協会
ジュエリーコーディネーターとは、専門知識や商品知識を持って宝石購入のアドバイスをする専門家のことであり、主に日本ジュエリー協会の「ジュエリーコーディネーター」資格試験に合格した有資格者を指します。
ジュエリーコーディネーターの活躍の場は、主に宝石の専門店や百貨店の宝石売場などになります。知識や技術を活かして、お客様にアドバイスしながら目的、用途に合った宝石をコーディネートし、販売します。
宝石は高額な商品が多いことから、宝石選びは、買う側と売る側にしっかりとした信頼関係があることが大切です。お客様に本当に満足していただけるよう、専門知識を持った、信頼性のあるジュエリーコーディネーターが求められており、有資格者に対するニーズがあります。
ジュエリーコーディネーターになるには、まず基本的な知識を身に付けるために、多くはジュエリービジネスの専門学校などで学びます。その後、宝石店やデパートなどに勤務します。
日本ジュエリー協会主催のジュエリーコーディネーター資格試験は、どなたでも受験が可能ですが、3段階にレベルが分かれており、3級、2級、1級の順に合格していく必要があります。実際の現場で知識を習得しながらチャレンジするとよいでしょう。なおジュエリーコーディネーターの資格を取得すると、会社によって資格手当てが出るなど、昇給にも有利といわれています
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ジュエリーコーディネーターには、知識だけでなく、美しい宝石の価値を損なわないような気品も必要です。言葉遣い、立ち居振る舞いなど、日ごろから気にかけておく必要があります。
一般社団法人日本ジュエリー協会
ガンショップ店主とは、銃やモデルガンなどを販売する店舗を運営する経営者です。
ガンショップは主に2種類あり、狩猟用の銃とクレー射撃用の銃を扱う火薬銃砲店と呼ばれるものと、トイガンと呼ばれるモデルガンやエアガンがメインのガンショップがあります。
火薬銃砲店は、競技を行う人向けの銃や狩猟用の装弾、関連商品を取り扱います。危険度の高い銃を取り扱うことから、新規参入は難しいといわれています。
一方、ガンショップは、主にサバイバルゲームなどを楽しむ人向けのエアガンやモデルガンなどのほか、関連商品を取り扱います。火薬銃砲店と比べ、新規参入は比較的容易で、最近はインターネットで開業する人も増えています。
ガンショップ店主になるには、学歴や経験は問われません。ただし、狩猟用の銃や弾を扱う場合は、都道府県に申請し、猟銃等販売事業許可や火薬類販売営業許可などを取得しなければなりません。トイガンを扱うガンショップの場合は、ガンの取扱い自体に特別な資格は必要がありませんが、中古品を売買する場合は古物商の許可が必要となります。
商品が特殊なものであるため、商品知識が不可欠です。まずは、銃砲店やガンショップで知識を得てから独立開業するのがよいでしょう。
危険が伴う商品を扱うため、慎重さや集中力が要求される仕事です。サバイバルゲームを趣味に持つ人やクレー射撃のプレイヤーといった方は知識や経験が活かせるでしょう。
日本遊戯銃協同組合 日本火薬銃砲商組合連合会
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