バイトを入社1ヶ月で辞めるのはNG?退職で失敗しないための全知識

「1ヶ月でバイトを辞めるのは早すぎる?」と思うことはありませんか?結論、バイトは入社1ヶ月で辞めることはできます。
本記事では、バイトを1ヶ月で辞めるときによくある理由や、辞める前に確認しておくべきポイントについて解説します。
バイトを辞めてから後悔しないためにも、ぜひ最後までご覧ください。
なお、バイトを辞めた後に新しいバイト先を探すなら、アルバイト求人サイト「おすすめディスカバイト」がおすすめです。
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【目次】
1. バイトを入社1ヶ月で辞めることは可能
2. 入社1ヶ月でバイトを辞めるときによくある理由11選
3. バイトを1ヶ月で辞める前に確認するべき3つのポイント
4. 入社1ヶ月でもバイトをすぐ辞めるべき4つのケース
5. 入社1ヶ月でもバイトを円満に辞める4つのコツ
6. 自分にぴったり合うバイトを探す3つのポイント
7. まとめ
バイトを入社1ヶ月で辞めることは可能

前述のとおり、バイトを1ヶ月で辞めることは可能です。
法律では、働いた期間にかかわらず、退職を希望する日の2週間前に申し出れば退職が認められるからです。
(期間の定めのない雇用の解約の申入れ)
第六百二十七条当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。
この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
ディップ総合研究所の調査によると、アルバイト・パートスタッフ経験者が「バイトを始めてから最初に辞めたいと思ったタイミング」は以下のとおりです。

出典:ディップ総合研究所
1ヶ月未満に辞めたいと考えた学生は、全体の28.6%います。つまり、バイト入社後1ヶ月で辞めることを考えるのは、決して珍しいことではありません。
ただ、バイト先によっては、雇用契約で退職までの期間を定めているケースがあります。
無断で辞めると契約違反となり、場合によっては損害賠償を請求される恐れがあるので注意しましょう。
入社1ヶ月でバイトを辞めるときによくある理由11選

バイトを1ヶ月で辞めるときによく挙げられる理由は、以下のとおりです。
1.職場の人間関係や雰囲気が良くなかった
2.上司・先輩から理不尽な指導があった
3. 仕事にやりがいや楽しさを感じられなかった
4.イメージよりも仕事内容が難しかった
5.求人情報の内容と実際の仕事内容が違っていた
6. シフトや休みの希望が通らなかった
7.仕事内容に対して給与や交通費などの報酬が不十分だった
8. 昇給や評価制度に納得できなかった
9.研修制度が整っていなかった
10職場の設備が不衛生だった
11.家庭の事情で引っ越すことになった
人間関係や仕事の待遇に関する理由が中心です。
ですが、バイトを辞める理由はさまざまなため「1ヶ月でバイトを辞めるなんて、自分はダメだな」と思う必要はありません。
どうしても1ヶ月バイトを辞めたいときのために、新人バイトが円満に辞めるコツについてご紹介していますので、下記を参考にしてみてください。
>>バイト歴1ヶ月の新人が円満に辞めるコツ!“退職理由” が大切
バイトを1ヶ月で辞める前に確認するべき3つのポイント

バイトを1ヶ月で辞める前に確認するべきポイントを、以下3つご紹介します。
1.辞めたい理由を明確にし自分で改善できないか考える
2.シフトや担当業務を変更できないか店長へ相談する
3.他の支店へ移動できないか確認する
それぞれの理由を解説します
ポイント1.辞めたい理由を明確にし自分で改善できないか考える
まず辞めたい理由を明確にしてみましょう。理由が明確になれば、自分で改善できることはないか考えられます。
例えば、仕事にやりがいを感じられないのであれば、先輩スタッフへ相談してみるのもおすすめです。
同じ悩みを抱え、思わぬ視点でやりがいを見出した経験談を聞けることがあります。
辞めたい理由によっては、少しの改善で辞めずに続けられることもあります。まずは、原因を洗い出してみましょう。
ポイント2.シフトや担当業務を変更できないか店長へ相談する
2つ目のポイントは、シフトや担当業務を変更できないか店長へ相談してみることです。店長へ相談することで、配慮してもらえるケースがあるからです。
例えば、重たいものを扱う品出しの業務が難しいのであれば、相談することでレジ打ちなど他の担当へ変更してもらえることがあります。
もちろん、必ずしも自分の希望が通るとは限りません。
ですが、改善されなくても「自分でやるだけのことはやった」と諦めがつきます。自分の気持ちを切り替えるためにも、店長や上司へ相談してみましょう。
ポイント3.他の支店へ移動できないか確認する
他の支店へ移動できないかについて確認してみることも方法の1つです。業務内容を新たに覚える必要がないからです。
もし人間関係で悩んでいるのであれば。他の支店へ移動することで解決する可能性があります。
近隣にいくつか店舗を構えるチェーン店であれば、他の支店への移動は珍しくありません。
「仕事は好きだけど、人間関係が理由で辞めたい」と考えている方に、特におすすめの方法です。
入社1ヶ月でもバイトをすぐ辞めるべき4つのケース

状況によって、入社1ヶ月でもバイトを「すぐにでも辞めるべき」ケースはあります。
1.ハラスメントを受けた
2.無理なシフトを強要された
3.給料が支払われなかった
4.ペナルティや責任が重すぎた
それぞれのケースを詳しく紹介します。
ケース1.ハラスメントを受けた
1つ目はハラスメントを受けた場合です。ムリにバイトを続けてしまうと、心身に不調をきたす恐れがあります。
例えばセクハラセクシャルハラスメントは、下記のように措置が必要と法律で明記されています。
(職場における性的な言動に起因する問題に関する雇用管理上の措置等)
第十一条事業主は、職場において行われる性的な言動に対するその雇用する労働者の対応により当該労働者がその労働条件につき不利益を受け、又は当該性的な言動により当該労働者の就業環境が害されることのないよう、当該労働者からの相談に応じ、適切に対応するために必要な体制の整備その他の雇用管理上必要な措置を講じなければならない。
また、セクハラセクシャルハラスメントの他にもハラスメントはあります。
- パワーハラスメント:業務の範囲を超えて精神的・身体的な苦痛を受けること
- モラルハラスメント:無視されたり人格を否定されたりすること
ハラスメントを受けたら、自分を守るためにもできるだけ早く辞めることを考えてみてください。
ケース2.無理なシフトを強要された
無理なシフトを強要された場合も、早めに辞めることをおすすめします。学業や部活動、家庭のことやプライベートなど、他の優先事項に支障をきたす恐れがあるためです。
無理なシフト要求とは、以下のケースが該当します。
- 用事があるのにシフトを入れられる
- 休憩時間が与えられない
あまりにも無理な要求が続くようなら、早急に辞めることを検討しましょう。
ケース3.給料が支払われなかった
意図的に給料が支払われなかった場合も、バイトの退職を検討すべきケースです。給与の未払いが、長期的に今後も続く恐れがあります。
賃金の未払いは、労働基準法に反する違法行為です。
(賃金の支払)
第二十四条賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない。
引用:労働基準法
給料に関しては、他にも以下が違法とされています。
(時間外、休日及び深夜の割増賃金)
第三十七条使用者が、第三十三条又は前条第一項の規定により労働時間を延長し、又は休日に労働させた場合においては、その時間又はその日の労働については、通常の労働時間又は労働日の賃金の計算額の二割五分以上五割以下の範囲内でそれぞれ政令で定める率以上の率で計算した割増賃金を支払わなければならない。
引用:労働基準法
(最低賃金の効力)
第四条使用者は、最低賃金の適用を受ける労働者に対し、その最低賃金額以上の賃金を支払わなければならない。
引用:労働基準法
労働に対して正当な賃金が支払われるバイトを選びましょう。
ケース4.ペナルティや責任が重すぎた
最後は、ペナルティや責任が重すぎるケースです。ガマンして勤務を続ければ、さらに大きな責任を負うことを求められる恐れがあります。
雇用者が労働者へ違約金や損害賠償を求める行為は、労働基準法に違反します。
(賠償予定の禁止)
第十六条使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならない。
引用:労働基準法
ペナルティや責任が重すぎるケースとしては、以下が挙げられます。
- ノルマ未達により商品を買うよう強要される
- レジの計算と現金が合わず自腹で補填するよう迫られる
上記の他にも思い当たるケースがあれば、職場からの要求がエスカレートする前に退職を検討しましょう。
入社1ヶ月でもバイトを円満に辞める4つのコツ

●辞める意思は上司や店長など責任者に伝える
●辞めることを決めたらなるべく早く伝える
●辞める理由を明確に伝える
●できるだけ対面で伝える
入社1ヶ月でもスムーズに退職するには、上司や店長などの責任者へ直接伝えることが望ましいです。
民法では下記のように「やむを得ない事情がある場合、仕事を辞められる」と定められています。
(やむを得ない事由による雇用の解除)
第六百二十八条当事者が雇用の期間を定めた場合であっても、やむを得ない事由があるときは、各当事者は、直ちに契約の解除をすることができる。この場合において、その事由が当事者の一方の過失によって生じたものであるときは、相手方に対して損害賠償の責任を負う。
引用:民法
やむを得ない事情の例としては、以下が該当します。
- 心身の障がいや疾病
- 家族の介護
- 業務の法令違反
円満に退職するには、理由をはっきりと伝えて責任者に納得してもらうことが重要です。
なお、円満にバイトを辞めるコツについては、以下の記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてください。
>>バイトを円満に退職するベストな方法は?理由別の伝え方の例文を紹介
自分にぴったり合うバイトを探す3つのポイント

自分にぴったりのバイトを探すポイントは、以下のとおりです。
1.やりたい仕事・やりたくない仕事を書き出しておく
2.希望の条件や待遇に優先順位をつけておく
3.応募前に店舗へ行って雰囲気を確かめておく
それぞれのポイントをお伝えします。
ポイント1.やりたい仕事・やりたくない仕事を書き出しておく
まずは、やりたい仕事・やりたくない仕事を書き出しておくことが大切です。自分の希望する条件がはっきりしていれば、理想に近いバイトを探しやすくなります。
事務作業が好きなのに、時給に惹かれて接客のバイトを選んだ場合、ストレスを感じすぐに辞めたくなるかもしれません。
失敗を防ぐためにも、やりたい仕事・やりたくない仕事を書き出しておくことは重要です。
ポイント2.希望の条件や待遇に優先順位をつけておく
同じ職種でも、バイト先によって条件や待遇は異なります。比較したときに、自分の希望に近いバイト先を選べるよう、優先順位をつけましょう。
優先順位をつけておきたい条件には、下記の例があります。
- 時給
- 休日
- シフトの時間帯
- 勤務時間の長さ
- 勤務地
もちろん、条件は人それぞれです。
一般論に合わせるのではなく、あくまで自分がバイト先へ求める条件として、優先順位をつけましょう。
ポイント3.応募前に店舗へ行って雰囲気を確かめておく
最後のポイントは、応募前に店舗へ行って雰囲気を確かめることです。実際に店舗へ行って確かめることで「思ってたバイトと違う!」と後悔しにくくなります。
例えば、求人情報で「アットホーム」とうたっているからといって、誰にでも合う職場とは限りません。
元気な若いスタッフを中心とした活気あふれる職場もあれば、会話は少ないけれどスタッフの笑顔が絶えない職場もあります。
求人情報だけでわからないことはあるため、自分の目でバイト先の雰囲気を確かめてみましょう。
まとめ

あらためて、本記事の内容を以下にまとめます。
●バイトを入社1ヶ月で辞めることはできる
●後悔しないために、辞める前に自分で改善することも必要
●ハラスメントや理不尽な要求があるなら、迷わずに辞めてOK
バイトを入社1ヶ月で辞めることは可能です。ただし、契約内容によってすぐに辞められないこともあります。
後悔しないためにも、契約内容や自分の状況を整理して退職を検討してみましょう。
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