【履歴書に書ける特技を身につけよう】「店頭POP書き」を極めればこんな職種に就ける!
なんかイイ!POP広告でわくわく
お店で使われている、華やかな値札たち。これらは「POP」と呼ばれているものです。通りかかったお店のPOPを見て「なんか気になる!良さげ!」と立ち止まってしまうこと、ありませんか?
これらの魅力的なPOPはアルバイトの店員さんの手書きで書かれていることが多いのです。
バイトで重宝される?POP書きスキル
POPの目的は商品宣伝だけではありません。ただの値札とは違って、お店の内装を演出できると共に、お客様とコミュニケーションをとる媒体にもなり得るのです。
店先や売り場にたたずみ、密かに売り上げに貢献しながら、コミュニケーションツールとしても活用できるPOP。実は「POP書き」は様々なバイト先で重宝されるスキルなんです。
もしも履歴書の特技欄を埋めるのに悩んでいるなら、「POP書き」を特技にする事をオススメします!
POP書きは甘くない!?
字を大きく目立つように、丸っこい字体で書けば誰にでもPOPは書けそうに感じるかもしれません。しかし、POP書きには多くのテクニックを必要とされます。
渋谷や新宿、池袋をはじめ、全国に店舗を展開している大手ディスカウントショップのドン・キホーテ。ドン・キホーテがYouTubeで公開している、プロの職人さんが大きなPOPを作る様子の動画です。丸っこい字体といえば、これを思い出す人も多いでしょう。この動画の中だけでも様々なPOP書きテクニックが駆使されています。
文字はあえてゆるく、手書き感を出す
”手書き” だからこその独特な親近感はお客様との距離を自然と近づけます。ただの値段表示ではなく、コミュニケーションを意識して、あたたかい印象の文字を書きましょう。
一番伝えたい情報を、でかでかと書く
最も伝えたいこと、商品の最もイケてる特徴は、やりすぎな程ドデカく提示しましょう! 他の言葉の3~4倍のサイズでちょうどいいとされます。お客様が見た瞬間に、重要な情報を判別できるようにすることが大事です。
シチュエーションやシーズンに合わせる
同じPOPでも、置くところが違えば与える印象も変わります。そのため、POPのデザインやフレーズは、置くところや主に見せたい人を想定して作りましょう。季節感を取り入れることも大事です。
簡潔で的を得た言い回し
多くの人の目をひいて、通りかかる人に呼びかけるためには”短時間でパッと”魅力を伝えなければなりません。それを考慮しても、デザインのみでなく文章がいかに簡潔かも非常に重要。
「少し目に留めただけで読み切れる長さのフレーズ」で、効果的に宣伝していきましょう。
POP書きスキルを極めた先にあるもの
どんなPOPを掲げれば、お客様が入るのか?商品が購入されるのか?を体感し、試行錯誤できるのがPOP書きの作業です。この「セールス」の経験は、営業や経営の仕事に結びつけられます。
学生時代のアルバイトでやった何百枚ものPOP書きを通して、ターゲットの心を掴むスキルを磨き、広告代理店でコピーライターとして活躍している方もいます。
優れたPOPを書くには、フレーズ作成力やデザイン力、ニーズを見抜き人の心をつかむ力など、様々な能力を磨く必要があります。
「この商品を売るためには誰をメインターゲットにすればいいか?」を常に考えていけば、魅力的なPOPを作れる以外にも、さまざまな業種で役立つ力になります。
誰もが足を止めるような素晴らしいPOPを書けるようになったなら、あなたの可能性は何倍にでも広がるでしょう。
アルバイトでPOP作成
知れば知るほど、奥が深いPOP書き。ひとりで練習するよりもアルバイトとして、どんな言葉やデザインが人の心に響くのかを体感しながら書いた方が上達は早いでしょう。
こんなお店でPOPは使われています。
値札POP(薬局、雑貨屋、CDショップ、書店など)
店頭POP(カフェ、レストラン、居酒屋、バーなど)
たくさんのアルバイト先にチャンスはあります。お店でPOP専門のプロを雇わない限り、アルバイトが有志で製作を手がけるバイト先がほとんどです。
最後に
店先に魅力的なPOPを見つけたら、そのお店にPOP書きの上手なスタッフがいるのかもしれません。もし、そこでアルバイトを募集していたら、POP書きスキルを学ぶために応募するのも良いでしょう。
自分の書いたPOPをアルバイト先で使ってもらえたら、ほかでは得られない充実感を感じられるはず。奥深いPOP書きの世界に、是非チャレンジしてみませんか?