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初めてのアルバイト

  • 水銀燈@にこ推し さん
  • 三重県多気郡
  • 36歳~40歳
  • 男性
  • 職歴:中華料理・ラーメン店スタッフ 

楽しかった事、やりがい

父親の知り合いのつてで高校1年と2年の夏休みと冬休み、以外の土日祝日に時々、小さな中華料理屋でアルバイトをした。最初は、父親の知り合いの店だし、厨房の奥で皿を洗ってればそれでバイト代が手に入る簡単なお仕事、程度で臨んだがそんなに甘くはなかった。
普段、客としてその中華料理屋へ行けばいつもニコニコ顔でとても優しいオーナーである父親の知り合いも、アルバイトとして行けば「上司」である。普段のニコニコ顔はどこにもなく、そこに居るのは紛れもなく「部下」として接してくるオーナーである。最初の一週間は確かに皿洗いのみだったが「遅い!もっとテキパキと!!」「この皿、本当に洗ったのか?」等々罵声が飛ぶ。
一週間後、「明日からは注文取りとレジもやってもらうからな。とりあえず、メニューとそれぞれの値段を明日までに頭に叩き込んでこい!」とメニュー本を渡される。その夜は寝ずに覚えたのはよい思い出。でも相変らずの「こら!ボサッと立ってないであそこのお客さん、お冷なくなってる!」「接客をするから皿洗いはしなくてもいいワケじゃない。合間を見て効率よく考えて動け!」等々。
さらに一週間後、ようやくラーメンの盛り付けと餃子を焼かせてもらえるようになった。
「一度しか言わないぞ?」と盛り付けの仕方、餃子の焼き方を手短に教わる。
「じゃあ早速、ラーメン茹で上がったから自分で盛り付けてあそこの客に出して来い」
と、初めて自分で盛り付けたラーメンをその客に出した時、
客「来た来た。お!美味そう!!」
この「美味そう!!」の一言を聞いた瞬間何にも変えられない喜びを感じた。厨房に戻るとオーナー「どうだった?」「あ、なんか、『美味そう』って。嬉しかったっす!」。
オーナー「だろう。客に喜んでもらえる、笑顔で美味しく食べてもらえる、これがこの業界のやりがいってもんだ。」
この初めてのアルバイトは現在、社会人として働いている源に確かになった、よい経験だった。

お客さん

接客業であるため、当然いろんな客が来店する。丁寧な客もいれば横柄な客も。中学時代の同級生も来れば、小学生の時の担任の先生が来店し10年ぶり近くの再会なんてこともあった。実は通ってた高校はアルバイト禁止だったので、学校の先生が来ないかドキドキしたりもした。いろいろな客を接客することで、こういった客にはこういう接客という、相手を見ることも学んだ。

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