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医療機関で働いて

  • のぶ さん
  • 兵庫県神戸市北区
  • 41歳~45歳
  • 女性
  • 職歴:医療事務・医療スタッフ 10年

きついと感じた事、苦労話

歯科医院で働いていた友人が、とても楽でいいよ!と勧めてくれたので、軽い気持ちで面接を受け、採用された初日におこったことです。初日は簡単に受付の方法を習い、あとは処置の見学をということでした。
患者さんは、高齢の男性で抜歯などの処置を受けられていました。口の中で血がにじんで、どんどん出てきているのが、遠目でも確認できました。その瞬間気持ち悪くなって、倒れてしまいました。
すぐに先生が奥の休憩室に連れて行ってくれ、長椅子で休ませてくれました。私は自分について大切な事を忘れていました。血が怖くて、生理的に無理だということを。少し寝て回復はしましたが、午前中はそのまま寝ておくようにと言われ、そのまま休ませてもらいました。
午後すっかり回復はした私は、消毒のお手伝いなどをして少しは働くことができましたが、これからもこうやって迷惑をかけてしまうかもしれないので、辞めたいとお話しました。
慣れると思うしこれに懲りずに、明日も来て欲しいと言われましたが、やはり生理的に無理だと謝罪し辞めました。先生はとても良い方で、ほとんど倒れて寝ていたのに、一日分のお給料をくださいました。申し訳なかったですが、ありがたかったです。

楽しかった事、やりがい

高齢の患者さんは、老人施設に入られたりご家族と同居になってご転居されて、病院を転院されることがよくあります。最後まで自分の家でというのは、なかなか難しいことなんだなと日々感じています。
転院される時も、院長だけでなくスタッフ一人一人にもお世話になったと感謝をして下さる方も多く、ありがたい気持ちになります。そんな中、数年後に転居先で亡くなられても、「長年、先生にお世話になったのでご挨拶を」と、先生に挨拶に来られる患者様のご家族は結構おられます。
自分の親の時に、こんな感じでわざわざ転院前の病院に挨拶に行くのかな?こんなふうにお礼は言えるだろうか?と思うと、本当に頭が下がる思いです。そして患者様の顔を思い浮かべて、あんなこともお話したなと思い出して少ししんみりしてしまいます。病院に来られた少しの時間のかかわりの中ですが、本当に患者様から教わることは多いです。

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