おすすめディスカバイトとは？バイト全般
基本的に深夜バイト、ときどき日中もシフトに入る感じでした。ほかにも２つのバイトを掛け持ちしながら生活費を稼いでいた大学時代。一緒に勤務した方々は様々でした。同年代の女子大生、LGBTのオネエ系マッチョマン、親の介護のために大手製薬会社を退職してコンビニに勤務したエリート営業マン、若い子と不倫している奥様方など多種多様でした。また、お客さんも多種多様でその人の生活を想像するだけで勉強になりました。また、店長はBGWに乗って裕福でしたがケツの穴がちっちゃい怒りっぽい人でした。もっとやっかいなのは奥さんでした。どうしても人を信じられないような印象でした。こんな人たちに囲まれて、約１年３か月、仕事の遅い私は毎回、同じシフトの人を頼りっぱなし、自己完結することができませんでした。特に、パックのごはんをレンジで温めた時は焦げるまで温め、客をブチ切れさせました。また、レジ袋への入れ方ひとつ、気に入らないお客さんは、その場で私が入れたものを、一回全部出して、またキレイに入れなおして無言で去っていきました。そんなことが日常茶飯事となり、「普通」っていうものが分からなくなったのと、「普通」でなくてもいいのだと、広い心になったのを覚えています。
こんな技術やマナーが身に付く
就職活動をしていた経緯もあり、親の介護のため、転職した元大手製薬会社の店員さんに様々なアドバイスをして頂き、製薬業界の表と裏を知り尽くして、面接に臨んだ私は各会社から「OB訪問がちゃんとできている」「よくそんなこと知ってますね」「どこでそんな話を聞いたの？その情報量やばいね」と各面接官が驚嘆するほどでした。その店員さんと面接の練習も勤務中に行っていただいていたので（いいのかわかりませんが）、そのおかげもあって、面接は負けなし。結果、第一志望の大手製薬会社に内定を頂きました。その方には今でも感謝しています。また、深夜の勤務時間には、お水系のキレイなお姉さんたちが男性を連れてよく避妊具を買いにきました。それを動揺を隠しながら、紙袋に入れる一連の動きは「空気を読む」「察する」「忖度する」という社会常識を自然と身に付けさせてくれたいい経験です。もうそのコンビニはありませんのでオフレコですが、廃棄の弁当を生活苦しい学生に分け与えようとせず、半額を支払わせる店長の経営者としての執念には脱帽です。しかし、人間としてどうかとは今でも思っています。
