仕事内容
私の勤務していたクリニックは透析と泌尿器科、内科と幅広い診療を行っているところだったため、毎日やることは多かったです。診察時間は午前10時~13時、午後17時~19時なのですが、勤務は9時30分~14時30分と17時~19時でした。
朝はまず待合室、受付、診察室、更衣室などの掃除から始まります。主に掃除機と床の水拭き、椅子や机の水拭きでした。掃除が終わると患者さんの受付準備でレセコンを立ち上げたり、待合の音楽を流したりします。
そこから診察が始まり、患者さんの案内とお会計を行い、19時以降にはトイレ掃除とゴミ集め、1日のお金に間違いがないかレジを合わせてから清算、会計表を先生に提出して1日が終わります。
きついと感じた事、苦労話
日々の業務とは別に、医療事務の仕事では「レセプト業務」があり、毎月10日までにレセプト請求を行う必要があります。そのため、毎月月末から翌月の月初にかけてはとても忙しくなります。
祝日などがない月はまだ良いのですが、ゴールデンウィークやお正月など大型連休がある月は一般的には休みでもレセプトが間に合わないとなれば、出勤しなければなりませんでした。
そのせいで、家族旅行を計画したり、実家への帰省を計画したりということが中々出来なかったため、特に行事が多い人にとっては辛い仕事なのかなとも思いました。レセプトもミスがあると翌月に先生宛に郵送で間違い箇所が送られてくるため、責任感に押しつぶされそうになる時もあります。
こんな技術やマナーが身に付く
透析患者さんを診察していたということもあり、クリニックに来られる患者さんは高齢の方が多く、高齢者との話し方が身に付きました。
最初はとても丁寧な口調で対応していた私ですが、お年寄りの方は耳が悪かったり、難しい言葉や早口では伝わらないことが多いので、丁寧よりもゆっくりとフレンドリーに話しかけてあげた方が良いんだなと2年間働いてみて学びました。
普通の企業では当たり前の尊敬語や謙譲語を使うと「え!??」と聞き返されることが多く、医療事務として働いていたことでお年寄りに寄り添う姿勢が身体に染みこみました。退職してからも高齢の方を見かけると働いていた時のことを思い出して、優しく接しようという気持ちになります。