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農業に関わる仕事内容

農業技術者・研究者の仕事内容について

農業技術者・研究者とは、生産技術を改善、改良したり、最新技術を農業へ応用するなど、農業分野の技術指導や研究を行う人たちを指します。
農業技術者は、主に各都道府県の農業試験場や、肥料や農薬、農機具のメーカー、農協などの団体に勤務し、経営や栽培方法について指導をしたり相談に乗って、農家をサポートします。一方、農業研究者は、大学や企業の研究開発部門でバイオテクノロジーを活用した品種改良や土壌改良など、さまざまな研究によって農業を支えています。
就業先や配属場所によって、屋内作業が中心の場合と、フィールドワークが中心の場合があります。

アルバイトから農業技術者・研究者になろう!必要な資格・スキルとは?

農業技術者・研究者になるには、農業問題に大きな関心があることが大事です。日本の農業は高齢化や就業者の減少など問題が山積していますので、これらを解決する一翼を担いたいという強い意思を持ち、計画的に物事をやりとげる実行力がある人に向いた仕事といえるでしょう。
研究者の場合は、研究テーマへの熱意や科学技術に対する探究心が必要です。注目度も高まっており、やりがいは大きいでしょう。技術者は、人と関わることが好きなことや、地域の特性を踏まえて物事を考えること、農家の方々と一緒に努力する姿勢などが求められます。なお最近は、ライフスタイルの多様化によってこれまで農業に触れなかった人たちの参入も増えてきており、業界は新たな展開を迎えています。そういった面でも刺激がある仕事といえるでしょう。

農業技術者・研究者の関連サイト及び団体

農業・食品産業技術総合研究機構

シイタケ栽培技術者の仕事内容について

しいたけ栽培技術者とは、しいたけを栽培し、管理する人のことです。
しいたけの栽培方法には主に2種類あります。ひとつは短期間、低コストで大量生産できる菌床栽培、もうひとつはナラやクヌギなどの広葉樹を1mほどに切り出し、しいたけの菌を接種する原木栽培です。原木しいたけは、自然環境を生かして培養するため天候などに左右されやすく、現在では9割が菌床栽培と言われています。しいたけ栽培技術者は、温度や湿度など季節に合った品質管理を行い、栽培します。
仕事先としては、林業試験場や大学、民間のしいたけ栽培会社のほか、独立開業することも可能です。しいたけ栽培会社で独立支援プランを設けているところもあります。

アルバイトからシイタケ栽培技術者になろう!必要な資格・スキルとは?

しいたけ栽培技術者になるには、学歴や免許は問われませんが、研究職を希望する場合は、農業大学や大学で農業、化学系を専攻していると有利といわれています。
菌床栽培の場合は、ハウス栽培のため天候に左右されないのはメリットといえるでしょう。また計画的な栽培がしやすいともいわれています。しかしながら最近は輸入商品が増えているため、付加価値などを考えていく必要があります。栽培作業には、体力が必要です。また同じ菌床でも栽培者によって味が異なるといわれており、品質を高めるためには日々の研究が不可欠です。体力に自信があり、知的好奇心が旺盛な人に向いた仕事です。

シイタケ栽培技術者の関連サイト及び団体

特にありません。

種苗育成技術員の仕事内容について

種苗育成技術員とは、農業や水産養殖で使用する種苗を開発する技術者のことです。
農業でいう種苗とは、トマトやかぼちゃなどの野菜や花などの種のことです。農業用の種苗は、農業研究・技術者が兼務して、開発を行うことが多いといわれています。一方、水産養殖業でいう種苗とは、養殖用の魚の稚魚や海苔などの海草の種苗のことを指します。産卵、受精から稚魚を育てて、養殖業者に卸します。水産養殖系の場合は、専門の会社が行う場合と、養殖業者自身が行う場合があります。
就職先としては、種苗専門の企業か、農業試験場、肥料や農薬メーカー、各種研究機関、養殖業者などが挙げられます。

アルバイトから種苗育成技術員になろう!必要な資格・スキルとは?

種苗育成技術員になるには、専門知識が求められるため、農業系大学を出るか、さらに大学院で学ぶのが望ましいといわれています。魚の卵など生き物を育てるため、水質や水温などの管理能力が求められます。計画だてて物事を進めたり、綿密で正確な管理ができる人に向いていると言えるでしょう。
優良な農作物や魚を作るためには種苗の品質は欠かせない要素です。農業、水産養殖業の分野に興味があり、よりよい品質のものを自分の手で作りたいという意欲がある人、技術者として業界に貢献したいという気持ちがある方に向いた仕事といえるでしょう。

種苗育成技術員の関連サイト及び団体

社団法人 日本種苗協会  社団法人日本果樹種苗協会 

果実栽培者の仕事内容について

果実栽培者とは、果樹園を経営し、季節の果物を育てて、販売する仕事につく人です。
例えばさくらんぼであれば、大粒のものを作るために着果数を調整して品質を上げたり、雨を避けるためテントを張ったり、時期に応じて細かいケアが必要になるのが、果実栽培の仕事です。収穫の時期になると、出荷のタイミングに合わせて実を摘んでいきます。基本的に果実の状態を見ながら手作業で行われます。収穫したものは選果機で大きさを選別し、それぞれのサイズで箱詰めし、発送します。通常業務のほか、品種改良などを行うこともあります。
他の農業と同じく、天候に大きく左右される仕事です。台風や大雨などによって、収穫量に大きな影響が出ることもあります。また植物特有の病気など、自然を相手にしているだけに予測のつかないことが多く起こるのがこの仕事の特徴です。

アルバイトから果実栽培者になろう!必要な資格・スキルとは?

果実栽培者になるには、学歴は問われませんが、大学や高校の農学科などで学んでいると有利といえるでしょう。収穫期は特に忙しいため、アルバイトやパートタイムの求人が行われます。
基本的に肉体労働ですので、体力は不可欠です。一方で、販売ルートを工夫したり、品種改良を行うといった場面では、さまざまな知識が必要になります。
最近は、都心から転居し、農業に従事する人も出てきており、独立開業も不可能ではないですが、果実栽培は豊富な知識と経験が必要ですので、まずは大型の果樹園などで仕事をしながらスキルを身につけるのがよいでしょう。

果実栽培者の関連サイト及び団体

農林水産省

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