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サイトについて

養殖・飼育・繁殖業などの仕事内容

養蜂産業者の仕事内容について

養蜂産業者とは、ミツバチを飼育し、ハチミツを採取したり、ポリネーションと言われる野菜や果物などの農作物の受粉による交配を職業とする人々を意味します。近年、国内における蜜蜂の減少などにより事業を撤退する人が多い傾向にあります。また、養蜂には移動養蜂と定置養蜂の2種類があり、定置養蜂は、農作物の受粉を目的としたり、個人が家庭で養蜂とハチミツ採りを楽しむといった利用がされているのに対して、 移動養蜂は、特定の花の蜜だけを集める花蜂蜜と言った商品の生産などに用いられる養蜂方法です。日本では自然の季節にあった活動を行っており、冬の期間は、巣箱ごと、室内に保管して越冬し、春になると蜂を箱から出し、採蜜作業を再開させることになります。

アルバイトから養蜂産業者になろう!必要な資格・スキルとは?

養蜂業者になるための特別な資格や認可はありません。ただし養蜂業、蜜蜂に関する幅広い知識が必要であることと、各都道府県の知事に対して毎年申請が必要となる職業です。ただし蜜蜂はとってもデリケートな生き物なので、飼育と管理には専門の知識が必要であり、生活も蜜蜂中心の生活となります。また、外敵であるスズメバチや動物から巣を守り、女王蜂の育成から繁殖といった一連の仕事を行うには、蜜蜂への愛情が欠かせません。
養蜂業者は主に、自然が豊かな地域にありますが、養蜂業自体は、沖縄から北海道まで日本全国幅広く活動されています。近年の健康ブームでハチミツだけでなく、プロポリスやローヤルゼリーといった派生商品の人気も高いので、自分次第でしっかり稼げる職業であるようです。

養蜂産業者の関連サイト及び団体

社団法人日本養蜂はちみつ協会

養鶏業者の仕事内容について

養鶏業者とは、鶏を飼育、繁殖、管理を行い、卵もしくは成長した鶏を食肉用として出荷する人を指します。また愛玩用の鶏の繁殖や飼育も養鶏として扱われます。
日本の養鶏業者は肉と卵をあわせると約5000業者ほどいるといわれています。近年の機械化などで1業者あたり10万羽以上飼育する大規模養鶏業者が増加しています。かつては放し飼いや平飼いが主でしたが、現在の養鶏では鶏舎内に大量のケージを設置するケージ飼いが主流となっています。
養鶏業者は、ひよこの雄雌の選別を手作業で行い、一定の大きさになったらケージで鶏を飼育します。鶏たちの健康状態のチェックやえさやり、ふんの処理、出荷準備も行います。最近はトリインフルエンザなどの対策や大規模化による悪臭などの公害対策も重要な仕事となっています。
就職先は、養鶏場となります。

アルバイトから養鶏業者になろう!必要な資格・スキルとは?

養鶏業者になるには、養鶏場で勤務するか、自ら養鶏業を始めることで職に就くことが出来ます。
養鶏場で勤務するには特に資格は必要ありません。稀にパートやアルバイトなどを募集していることもあります。
また新規で養鶏場を始めるには、都道府県の生産調整協議会に届出を出し、地方自治体の公害防止条例に違反しない場所を定める必要があります。過去にトリインフルエンザの流行が起きたように、不測の事態が起こることがあります。そのため小規模な養鶏場は減少傾向にあり、新規参入する際はこういったリスクを踏まえた上で行う必要があるでしょう。
多くの作業で体を使うため、体力は欠かせません。生き物を扱うため、健康状態の確認など、ある程度の経験が必要になるでしょう。

養鶏業者の関連サイト及び団体

社団法人日本養鶏協会

養蚕業者の仕事内容について

養蚕業者とは蚕を育て、繭を収穫する職業です。
蚕は、ほぼ25日間エサを食べて、脱皮を繰り返しながら成長し、体内に液状のシルクを蓄えます。そして成虫になる前のサナギの期間に糸を吐いて繭を作ります。養蚕業者はこれを収穫し、販売します。なお養蚕業者が製造した繭から生糸を製造するのは製糸業者となります。
現在、日本では全国で約1000件の養蚕業者が存在します。群馬県がもっとも養蚕業が盛んといわれ、日本の生産量の4割を占めるほどです。養蚕業は日本の伝統文化を支える大切な産業ですが、現在は、化学繊維の台頭や輸入物におされており、従事者も減少している状況です。
養蚕農家は個人で、あるいは養蚕農業協同組合などを組織してこの仕事を行っており、就職先としてもこれらが挙げられます。

アルバイトから養蚕業者になろう!必要な資格・スキルとは?

養蚕業者になるには、資格は特に必要としません。一般的には家業を継ぐ場合が多く、従業員として働く場合は、養蚕農業協同組合か、養蚕農家に入ることになります。パート、アルバイトの募集も行われる場合があります。自ら養蚕業者になるには、蚕に対する幅広い知識や、餌となる桑を栽培するための農地、蚕を飼育管理するための施設が必要となります。
体力があり、地道な仕事をいとわず、虫が苦手でないことが求められます。また生き物を取り扱うため、慎重さが不可欠です。

養蚕業者の関連サイト及び団体

JA全農

樹木医 の仕事内容について

樹木医とは、その名の通り、樹木を診断したり治療する専門家のことです。
天然記念物級の巨木から街路樹の木まで、依頼があった木について診断を行い、必要に応じた処置を行うのが仕事です。依頼を行うには、自治体や造園業者が主と言われます。
樹木はその特性によって、さまざまな病気があり、原因も病気や気象、虫、環境による影響など多岐に渡るため、専門知識を持った樹木医の出番となります。治療には、木を削ったり、薬品を用いるなど、状況にあわせた処置を行います。
農業や林業、造園業に携っていたり、自然関連の研究職に就く人が、本業の一環として樹木医として活躍することが多いようです。

アルバイトから 樹木医 になろう!必要な資格・スキルとは?

樹木医になるには、資格は必須ではありませんが、樹木医に対する信頼度は高いため、取得したほうがよいでしょう。樹木医資格は、日本緑化センターの試験を受けて合格すると得ることが出来ます。受験条件には樹木の診断、治療などに関する経験が7年以上などと定められており、実務経験が求められます。1次審査と2次審査が行われ、2次審査では2週間程度の研修が実施されます。
植物や動物の世話が好きな人は適性があるといえるでしょう。知識だけでなく経験がものをいう仕事ですので、地道に経験を積む継続力が必要です。
農業、林業、造園に携る人は、本業にも大いに役立つため、資格取得を目指すとよいでしょう。

樹木医 の関連サイト及び団体

財団法人日本緑化センター 日本樹木医会

畜産技術者・研究者の仕事内容について

畜産技術者・研究者とは、家畜の飼育などに関する研究を行い、畜産技術の改良や畜産家の指導を行う人を指します。
畜産物の代表的なものとしては、乳牛や肉牛、豚、ブロイラーや採卵鶏などが挙げられます。良質な畜産物を効率的に生産するために研究開発が行われています。
畜産技術者は、牛や豚、鶏などの家畜について、飼料の与え方や病気などに関する衛生や予防方法など、畜産の現場で役立つ情報を提供し、アドバイスを行います。 また畜産研究者は、生産技術や安全性の向上や育種改良、管理方法の研究開発を行います。
多くが、畜産試験場など公的機関で職務に就きますのが、乳製品や食肉加工の食品メーカーや飼料メーカー、製薬会社といった一般企業で働く場合もあります。

アルバイトから畜産技術者・研究者になろう!必要な資格・スキルとは?

畜産技術者・研究者になるには、畜産業界への高い関心が求められます。また職場の多くは公的な機関となるため、そういったところへの就職を希望する場合は、公務員試験を受けて合格する必要があります。
家畜を取り扱う現場もあり、その場合は動物の世話も業務の一環となるため、動物が好きなことが条件となります。
国土が狭い日本の畜産において、生産性を高めたり、技術開発を行うことは大変重要なことであり、畜産の未来を担う責任の大きい仕事といえます。バイオテクノロジーなど最新技術の応用分野でもあるので、日々の研究が不可欠な仕事です。

畜産技術者・研究者の関連サイト及び団体

畜産技術協会

養殖業者の仕事内容について

養殖業者とは、海や川などで、水産物を人工的に育てて売る人を指します。養殖業は一般的な漁業と比較すると、安定的な生産が可能なため、漁業の総生産量の20%以上の占めているといわれています。
養殖するのは、海苔をはじめとする海藻類やカキやホタテなどの貝類、ブリやマダイ、カンパチ、フグなどの魚までさまざまです。稚魚を養殖場に入れたら、エサの食べ方や水質、水温などをチェックします。また成長に合わせていけすを移したり、養殖数をカウントするのも養殖業者の仕事です。品質の高い魚を育てるための品質管理や出荷に合わせた養育など、経験に則った的確なマネージメントが重要な仕事です。
養殖業は地元の漁師が行う場合が多く、家族経営が中心となります。未経験で仕事を行う場合は、養殖業を行う企業に就職するといいでしょう。
なお、冬は海の温度が下がり魚もエサを食べる量が減り元気がなくなります。そのため海で魚を育てる海面養殖業の多くは西日本エリアに集中しているといわれています。

アルバイトから養殖業者になろう!必要な資格・スキルとは?

養殖業者になるには、養殖業を行う企業などに入社し、職に就きます。独立開業をするには、知識や経験はもちろん、漁業組合に入り、区画漁業権を得なければなりません。漁業組合はどなたでも入れるものではありませんが、最近は後継者不足が全国共通の課題となっているため、地域によっては後継者を募集している漁業協同組合もあるようです。まずは企業に入り、必要な知識や技術、経験を身につけることとよいでしょう。
生き物を相手にするため、状況やデータをよく観察し、細かいケアを行える人に向いています。自分で一から育てたものを出荷まで責任を持って行うことにこの仕事の醍醐味があります。品質に責任を持ち、お客様によい商品を届けたいと思える人にはピッタリの仕事です。

養殖業者の関連サイト及び団体

全国海水養魚協会

ひな鑑別員の仕事内容について

ひな鑑別員とは、ニワトリのひなの性別を見分ける専門家のことです。ひな孵化場では鶏を効率よく育てるために、生まれたばかりのひよこの雄雌を判別し、飼育するのが通例となっており、その判別を行うのがひな鑑別師です。
ヒヨコはある程度の大きさになれば、オス、メスの区別は簡単にできますが、その場合はえさ代や施設が必要になるため、出来るだけ早くオス、メスを鑑別して、目的に応じた飼育ができるようにひな鑑別員の仕事が誕生しました。
ひな鑑別員は手で持った感覚で判別する技術を持っています。日本人の鑑別率は99.5%といわれており、世界的に高い評価を受けています。そのため、海外に派遣されたり、海外移住し、活躍する人もいます。
一般的に仕事は独立開業が基本です。1羽の鑑定ごとに金額が支払われる能力給となっており、時給換算でおよそ4千円から5千円になると言われています。

アルバイトからひな鑑別員になろう!必要な資格・スキルとは?

ひな鑑別員になるには、畜産技術協会の養成所に入り、5ヶ月の技術研修と2年から3年の研修を行った上で試験に合格すると、「初生ひな鑑別師」になることができます。判別の感覚を養うためには早い時期の訓練が不可欠といわれていることから、養成所の入所条件は満25歳以下に設定されています。
大量のひよこに触れるため、動物が苦手な人には難しいでしょう。
自分の能力を養うことでプロとして独立開業できる仕事ですので、独立心が強く、自分の能力で道を切り開きたいという人にはピッタリの仕事といえます。

ひな鑑別員の関連サイト及び団体

社団法人 畜産技術協会

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