プロジェクトマネージャとは、単語の通りで、プロジェクトの責任者。プロジェクト全体を管理するため職務の範囲は多岐にわたります。期限や予算、設計、人員配置、成果物のクオリティ管理、顧客や他部門との調整、スケジュール管理、アフターフォローなどプロジェクト全体を俯瞰して全体の状況を管理する必要があります。また独立行政法人情報処理推進機構が主催する、プロジェクトマネージャ試験というものが年1度開かれています。プロジェクトの運営に必要なスキルを総合的に判定できるので、興味のある方は、試験を受けてみると良いかも知れません。
プロジェクトマネージャになるにあたり、特別に必要な資格はありません。上記にも記載した独立行政法人情報処理推進機構が主催するプロジェクトマネージャ試験などの認定試験を受けておいた方がよいかもしれません。また当該職種は、他管理職と同様に、基本的な知識やスキル以外に総合的な能力が必要になってくるので、まずは企業に入り、プログラマーやシステムエンジニアとして経験を積み徐々にスキルアップしていきましょう。
独立行政法人情報処理推進機構 社団法人日本技術士会 経済産業省
ウェブディレクターとは、ウェブ制作などの開発案件や自社のWebサービス全般の責任者。サイト制作であれば、サイトのデザイン、コンテンツはもちろん、予算と納期、開発スケジュールの管理、顧客との折衝などウェブ制作プロジェクトの進行に関わるあらゆる面を管理する仕事になります。ウェブ制作の現場では顧客側からのニーズや要望は案外具体性に欠けるケースが多く、抽象的なヒアリング内容からコンテンツを起し設計するなどクリエイティビティーな感覚が必要になることが多いです。また、最新のウェブ技術やトレンドなどの知識についても深い造詣が必要になります。
ウェブディレクターになるための特定な資格は特にありません。全日本能率連盟のWebディレクター試験などがありますので、受けておくとよいかもしれません。ウェブディレクターになるには、制作の現場でデザイナーから入り、幾つもの制作案件で経験を積みながら幅広い知識を身につけていくことをオススメします。デザイン力やコーディング力など現場の仕事はもちろん、顧客との折衝やプロジェクトの進行管理などのマネジメント力も必要な難しい職種です。
特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会 社団法人全日本能率連盟
ウェブデザイナーの仕事とは、ウェブサイトのデザインや見た目などをおこすデザイナーを指します。基本的には見た目やビジュアル要素を担当します。ウェブデザイナーが起したデザインを元にラフ案を固め、ウェブコーダー側でHTMLファイルを起していくよう流れとなります。ただ近年ウェブデザイナーというとデザインとコーディング双方ともに仕事ができることが前提となっており、CSSなどの知識も求められるようになっているのが現状のようです。
ウェブデザイナーに必要な資格等は特にありませんが、厚生労働大臣指定の特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会が主催するウェブデザイン技能検定などの認定試験はあるようです。しかし実際にはデザイン的なセンスを磨きながら、イラストレーター、フォトショップなどのアプリケーションが使え、フラッシュ等も使えるようにならないと現場では仕事はできないでしょう。また、HTMLのバージョンも年々アップしていくので最新のマークアップ言語の勉強や最新のウェブデザインの流れ、コンテンツの作り方などの知識も必要になってきます。
特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会 社団法人全日本能率連盟
ウェブコーダーの仕事とは、ウェブサイト構築においてデザイナー等がデザインした内容に合わせてHTMLやCSSなどの言語を使いウェブサイトがブラウザ上で閲覧できるよう加工する仕事。単にブラウザでサイトが見られるようにするだけでなく、ユーザー目線に立って使いやすさ、ユーザビリティを考慮しながらコーディング作業をする事が求められます。コーディング等を専門に行う職種は、ウェブの制作会社などではよくあります。HTMLなどのマークアップ言語も常に技術革新されている分野なので、新しい知識の勉強が必要です。また近年のインターネットの普及によりウェブデザイナーの求人ニーズも高く、専門性も高いので在宅やフリーランス等の働き方も可能な職業です。
ウェブコーダーになるための特別な資格はありませんが、インターネットスキル認定普及協会が行っている厚生労働大臣認定のウェブデザイン技能検定などで認定をとっておくのも良いかもしれません。またフリーランスの方などは過去に自分が手がけたサイト作品集などがあると就職活動に有利です。また一般的には専門学校などで基礎知識を学び、その後、企業などで実経験を積みながらスキルアップするのが一番効率的です。
NPO法人日本ウェブ協会 特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会
ウェブプロデューサーとは、Webサイトの制作を統括するポジションに従事する人です。Web制作のチームリーダーとして、クライアントの要件を取りまとめ、企画書を制作し、それに合わせて必要なスタッフを集め、チームを編成します。プロデューサー職は、Webのコンサルティング会社やインターネット系の広告代理店で見られることが多く、中小規模のWeb制作会社では、ディレクターが兼務することが多い役割でもあります。ウェブプロデューサーは、全体の取りまとめや外部との折衝が業務の中心となり、制作にはタッチしないことが大半です。複数のプロジェクトを取りまとめることもあります。
就職先としては、Webの制作会社やコンサルティング会社、インターネット系広告代理店などが挙げられます。
ウェブプロデューサーになるには、Web制作の基本的なスキルは不可欠です。Webサイトにおける最新情報や技術に精通し、提案力や調整能力、交渉力、マネージメント能力があることが求められますので、まずは専門学校などでWeb制作の基礎を身に付けて、制作会社で実務経験を積み、キャリアアップしていくのがよいでしょう。
Webの世界は、どんどん進化を遂げています。クライアントとの折衝が多いウェブプロデューサーは、業界動向や最新技術について質問を受けることも多く、また業務に活かしていく必要があるため、率先して研究する必要があります。業務は制作スタッフ同様ハードですので、体力と気力が求められます。Webの仕事が好きで、何かを作り上げる仕事がしたいという人に相応しい仕事です。
一般社団法人 日本Webソリューションデザイン協会
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