現代の人間は日常歩くことが少なくなり、運動不足やストレスなどで悩む人が急増しています。フットセラピストは、リフレクソロジーと東洋のツボ療法を取り入れながら、足の巻爪やタコ、魚の目、外反母趾などといった様々なトラブルに対して、骨格の構造など根本からケアし、時には靴選びや歩き方のアドバイスも行う、ドイツが発祥の専門職です。人の健康に関わる仕事をしているという責任感を持てる人、お客様の状態にあわせて適切なアドバイスができる人が向いています。
フットセラピストという資格が必要です。認定校でフットセラピーや東洋医学概論、リフレクソロジー、アロマテラピー、解剖学、病理学などの理論に加えて、専門技術を学び修了後に資格試験をクリアすれば資格を取得することができます。この資格については、修了者のほとんどが試験に合格しています。 資格取得後に働く場所は専門サロン、エステサロン、リフレクソロジーやアロマのサロンなどです。雇用形態も色々で、実力しだいでは独立開業も可能です。
NPO日本フットセラピスト協会
カラーセラピストとは、色の持つ波長や心理的効果などを利用して、その人にあった癒しを提供する技術を持った人の事をいいます。手法は様々で、オーラソーマ、カラーパンクチャーなどが特に有名です。普段何気なく見ている色の意味やその波長を説明しながら相手の悩みをカウンセリングするこの仕事は、ストレス社会といわれる現代の人々にとって欠かせない職業であるといえます。多くの人は個人でサロンを開業したり、培った知識を生かしてスクールの講師をしたりしています。
カラーセラピストを名乗るのに特に資格は必要ありません。しかし、色の持つ意味や波長・組み合わせを選んだ心理状態などを勉強するために、スクール養成講座を受講するのが一般的です。有名なところでは英国オーラソーマ社認定のカラーセラピー資格があるので、まずはそれを取得できるだけの知識を得るのがよいでしょう。また、色に関する職業ということで、カラーコーディネーター検定や色彩検定の資格を同時に取得する方が多いです。これはカラーセラピーを行う際により深い解釈をすることに役立つだけでなく、新しいことに挑戦するときにも役に立つのでとっておくのがよいでしょう。
英国オーラソーマ社
アロマセラピストの主な仕事内容は、お客様のたまった肉体的疲労、心的疲労をアロマ、オイル、マッサージなどを通じて心と身体の両面から癒していくお仕事です。この職種はやはり女性に人気で、セラピストとしては更にアロマセラピー、カラーセラピー、フットセラピー、その他多数の種類があり、内容も様々です。基本的には音楽、香り、色などで心を癒しながら、リンパマッサージなどを通じて心と身体をケアしていくお仕事となります。多くの職場ではプロの講師よる研修期間が用意されており、研修終了後から仕事を始める流れとなります。
国家資格はございませんが、民間資格や関連団体がいくつかあります。アロマセラピストになるには、通信講座や専門学校などで勉強し民間資格をとるか、アロマセラピーの会社で仕事をしながら学ぶのが近道です。
（社）日本アロマ環境協会(ＡＥＡＪ)、日本アロマコーディネーター協会(JAA)など
タラソテラピーとは、専用の施設で海藻、海水、海泥などを用いて病気の治癒や心身の癒しを目的とした海洋療法です。ヨーロッパではとても一般的で、専用の施設での療法がなされています。日本では、海藻パック・海藻を主成分にしたジェルマッサージで体を温めたり、温かい海水プールで運動したり、皮膚や筋肉を刺激するジェットバスを使った療法が主のようです。今後、リラクゼーションやリハビリ、健康維持などで幅広く利用されることが期待されています。タラソセラピストとは上記の海洋療法を施す人です。タラソセラピストの活躍の場は、エステテックサロンや、フィットネスクラブ、ホテル、治療院などが一般的です。
タラソセラピストになるには、専門のスクールで療法を学び技術を習得することが必要です。
特にありません
メイクアップセラピーとは、キズやヤケドなど外見的な悩みの解決を目的とするものと、自分のイメージする姿をメイクによって意図的に表現することで心理的な障壁を取り除いたり、心によい変化をもたらすことを目的としたものがあります。これらを仕事として行う人をメイクアップセラピストと呼びます。
メイクアップセラピストは、カウンセリングによって、お客様がいま抱えている悩みや具体的な要望、自分がなりたいイメージを引き出します。それとともに、お客様が持っているチャームポイントや強みについてアドバイスし、ネガティブな思い込みを取り除きます。その後、カウンセリングに基づいてメイクを施します。お客様が自宅でも取り組めるよう、メイク方法や化粧品の使い方、スキンケアなどについてもレクチャーします。
仕事先としては、メイクアップセラピーを行うメイクスタジオが挙げられます。
メイクアップセラピストになるには特別な資格は必要ありませんが、メイクアップのスキルは必要ですので、美容系の専門学校などでメイクアップについて学んだ上で目指すとよいでしょう。関連資格としてメイクセラピーやカウンセリング、色彩心理学などの知識を問うメイクセラピー検定があります。1級から3級まであり、1級と2級は実技試験も行われます。
メイクアップセラピストは、人々の悩みをメイクアップで解消するという社会的意義を感じられる仕事ですが、そのぶん心理学など、メイクアップ以外の専門知識がとても重要になりますので、積極的に学ぶ姿勢が求められます。
メイクが大好きで、社会に役立つ仕事がしたいと考える方にはピッタリの仕事でしょう。
社団法人 JMA NPO法人 日本人材教育協会
ホットストーンセラピストとは、石を使って身体のトリートメントを行う人を指します。
ホットストーンセラピーは、玄武石などの天然石を用いて遠赤外線によって身体を温めながら、指先でなく、専用の石に圧力を加えて身体を整えていきます。
身体の疲れの出やすい背中や腰、足裏、手のひらなどにストーンを置いたり、オイルを塗った身体の上で、50度前後に温めたストーンを滑らせて、筋肉の流れに沿ってマッサージを行います。
ホットストーンセラピストは、お客様のカウンセリングを行い、要望や悩みに合わせて施術を行います。
ストーンセラピーには、パワーストーンを使ったナチュラルセラピーと呼ばれるものもあります。
仕事先としては、エステティックサロンやホットストーンセラピーの専門サロンなどが挙げられます。
ホットストーンセラピストになるには、特別な資格は必要ありません。専門学校や講座などで学ぶか、サロンに入社後に研修や実務を通して学んでいくことになります。
身体の不調や疲れを癒しに訪れる方が多い仕事ですので、物腰の柔らかさ、落ち着いた丁寧な接客、誠実な対応が求められます。カウンセリングでは、話を聞く能力も大切です。また立ち仕事となりますので、体力が必要です。
人の身体を楽にして、喜ばれる仕事ですので、誰かの役に立ちたいという人にはピッタリの仕事といえるでしょう。
一般社団法人 国際セラピスト支援振興協会
ヘッドスパセラピストとは、ヘッドスパを施術する人を指します。
ヘッドスパは、シャンプーや頭部のマッサージ、トリートメントによって、頭部から方、背中までケアするものを指します。
頭皮の血行が促進されて身体の疲れやコリが和らいだり、毛穴の汚れがとれて健康な髪になったり、リラックスできるなどと言われており、人気が高まっています。
ヘッドスパセラピストは、お客様のお悩みを聞きながら、マッサージを行います。頭皮や髪のお手入れについてアドバイスも行います。
仕事先としては、ヘアサロンやヘッドスパ専門店などが挙げられます。ヘアサロンで美容師がヘッドスパを行う場合も多くあります。
ヘッドスパセラピストになるには、特別な資格は必要ありません。ヘッドスパセラピストの養成講座などを受講したり、専門店に入って研修や実務でスキルを身につける場合もあります。美容師資格やエステティックサロンでの実務経験などがあると役立つでしょう。お客様に直接触れるため、清潔感は大切です。丁寧で細やかな接客が求められます。人を癒す仕事ですので、お客様に満足してもらえたときは大きな充実感を感じることができるでしょう。
特定非営利活動法人ロイヤルセラピスト協会
ロミロミとは、ハワイに長く伝わるセラピーの技術のことで、ロミロミセラピストとは、その施術を行う人を指します。
ロミロミは、天然のオイルを使って手や腕、肘などを使って全身をマッサージします。セラピストの体重を利用して、リズミカルに刺激を与えることから血液の循環がよくなり、自然治癒力も高めるといわれています。
ロミロミセラピストは、まずカウンセリングでお客様のその日の体調や気分によって施術内容を細かく決定します。その後、オイルを使ってマッサージを行います。
ロミロミセラピストの仕事先としては、ロミロミ専門のマッサージサロンやエステティックサロン、スパなどが挙げられます。経験を積んだ後に独立開業も可能です。
ロミロミセラピストになるには、特別な資格は必要ありません。関連資格としては民間資格である日本リフレクソロジー協会のロミロミセラピストがあります。専門講座などで学ぶか、サロンでの研修や実務経験を通してスキルを身につけるのが一般的です。エステティックサロンやマッサージサロンでの実務経験があると役立つでしょう。求人は正社員のほか、パートやアルバイトを募集している場合もあります。
ロミロミセラピストは人の心身を癒す仕事であり、ストレスの多い時代においてはニーズの高い仕事といえます。
お客様の身体に触れる仕事ですので、清潔感や丁寧な対応が求められます。美容に興味があり、また人の役に立ちたいという気持ちを持った方にはピッタリの仕事です。
NPO法人 日本ロミロミセラピー協会
アーユルヴェーダは、医学や生命科学を含んだ古代インドの伝統的医学とされており、インドでは医学として認知されています。語源はサンスクリット語の「アーユス（生気、生命）」と「ヴェーダ（知識、学）」からくる複合語です。病気の治療だけでなく、身体を健やかに保ち、病気を防ぐ予防医学の考え方を重視していると言われています。日本のアーユルヴェーダセラピストとは、このアーユルヴェーダの方法論に則って行われるインド式セラピーを施術する人を指します。
アーユルヴェーダセラピストは、まずカウンセリングでお客様のその日の体調や気分によって施術内容を細かく決定します。その後、オイルを使って頭から足先までトリートメントを行います。
アーユルヴェーダセラピストの仕事先としては、アーユルヴェーダ専門のサロンやエステティックサロン、スパなどが挙げられます。経験を積んだ後に独立開業も可能です。
アーユルヴェーダセラピストになるには、特別な資格は必要ありません。民間の専門講座などで学ぶか、サロンでの研修や実務経験を通してスキルを身につけるのが一般的です。また本格的に学びたい場合は、インドに渡り、大学への留学や、現地のセラピスト養成コースに行く場合もあります。エステティックサロンやマッサージサロンでの実務経験があると役立つでしょう。
アーユルヴェーダセラピストは人の心身を癒す仕事であり、疲労やストレスに悩む人が多い現代においてはニーズの高い仕事といえます。
人を美しくしたい、心と身体を癒すお手伝いをしたいという志を持った方はチャレンジすると良いでしょう。
NPO法人日本アーユルヴェーダ協会
アニマルセラピストとは、動物とのふれあいを活用してセラピーを行う専門家です。
アニマルセラピーは、動物に触れたり、関わることで、精神や身体の状態を向上させたり、人の心を癒したりするものと言われています。ストレスなどに悩む人の心を癒したり、心を落ち着けるほか、医療現場で補助療法として活用されたり、子どもの教育の一環としても取り入れられています。アニマルセラピストは、高齢者施設や病院、学校などを動物と一緒に訪問して、活動を行います。パートナーとして活動する動物の飼育やトレーニングを行うのもアニマルセラピストの仕事です。
アニマルセラピストの数はまだ少なく、生計を立てるのは難しいといわれています。医師や看護師、介護師など関連業務に就く人たちが、仕事に役立てるために勉強をして、現場で役立てているというのが現状です。
アニマルセラピストになるには、必須資格はありません。専門学校の養成コースなどで知識を身につけることができます。動物の飼育やしつけも仕事の一環となるため、専門知識は身につけておいたほうがよいでしょう。民間資格としては、アニマルカウンセラーや動物介在福祉士などが挙げられます。
動物とパートナーを組むため、動物が好きで世話を行えないと務まらない仕事です。多くの人に接しますので、一般常識やコミュニケーション能力が求められます。なにより癒しを与えるため、セラピスト本人も笑顔や柔らかい物腰が必要でしょう。
日本アニマルセラピー協会 日本動物病院福祉協会
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