お客様の肌のトリートメントやマッサージ、脱毛、美顔などを施術するお仕事です。資格が必要な仕事ではありませんが、人の体に直接触れる仕事なので、多くの知識や技術を身につけておく必要があります。また、美しい肌や体を保つためには、精神的な要素も大いにかかわってくるため、会話をしたり、リラックスできる雰囲気を作るなどの心のケアをすることも大切な仕事のひとつです。
国家資格はございませんが、民間資格や関連団体がいくつかあります。一般的には、専門学校や、通信講座でエステ全般の勉強をして技術を身につけ、その後、エステティックサロンなどにアシスタントとして就職するケースが多いようです。
日本エステティック協会、日本エステティック業協会(AEA)
ブライダルエステティシャンとは、結婚式や披露宴に特化したエステを行うプロフェッショナルです。
ブライダルエステは、挙式当日に向けて行う集中ケアが基本となります。お肌やボディのコンディションを徐々に整えていくため、お客様は数ヶ月から1年程度、長期的に通うことになります。
ブライダルエステティシャンは、お客様の要望や挙式までの期間、ドレスデザインを元にプランを立てます。顔やデコルテのほか、背中や腕などドレスによって特に露出する部分を中心に、気になる部分の引き締めや肌のケアや脱毛、顔やボディのシェービングなどを行っていきます。挙式準備で急がしい花嫁にとっては、リラックスタイムでもあるため、エステティシャンは出来るだけゆったりと過ごしてもらえるように配慮します。
活躍の場としては、ブライダル専門のエステティックサロンなどになります。
ブライダルエステティシャンになるには、特別な資格や学歴は必要ありませんが、シェービングについては理容師の資格が必要となります。ブライダル専門のエステティックサロンやブライダルを手がけるサロンに入社し、研修や実務でスキルを磨きます。
美しさを追求する場所ですので、エステティシャン自身が身なりを整えておくことはとても大切です。ゆったりと過ごしていただくために丁寧な接客や施術も求められます。また挙式前は何かと忙しく、不安もつきものですので、相手の身になれることや、聞き上手であることも重要な要素と言えるでしょう。人生最良の日を上手にサポート出来たと感じたときや、お客様からの感謝の言葉が大きなモチベーションになる仕事です。
日本エステティック協会 一般社団法人 日本エステティック業協会
