プロゴルファーとは、ゴルフのツアーやトーナメントで活躍し、賞金を獲得するプロスポーツ選手です。プロゴルファーには2種類あり、一つ目は国内外でツアーやトーナメントに出場し、賞金を獲得するトーナメントプレイヤーで、もう一つはゴルフ教室などでゴルファーを育成するティーチングプロです。どちらも活動するには資格が必要です。
トーナメントプレイヤーとなれるのは一握りであり、多くはティーチングプロとして活動します。トーナメントプレイヤーの場合、クォリファイティングトーナメントと呼ばれる大会に出場し、出場順位を獲得して初めてトーナメントに出場することができるため、資格を持っているだけでは活躍は困難であり、ゴルフの実力のみならず、その実力を必要な場で遺憾なく発揮する精神力も必要となります。一方、ティーチングプロは、ゴルフ場やゴルフスクールなどと契約し、専属インストラクターとなるのが一般的ですが、フリーランスとして出張レッスンなどで活動する場合もあります。
プロゴルファーになるには、プロテストへの合格が必要です。プロテストの受験資格は、年齢制限や経歴などいくつかの条件が定められています。また男女によっても資格は異なるため、事前の確認が必要です。多くの人たちは資格を得るために長い時間を要しますので、プロになりたいという高いモチベーションが不可欠です。
トーナメントプレイヤーになるには、ゴルフの実力だけでなく、タフな精神力、勝負強さなど多くの資質が求められます。また海外での活躍などを想定した語学力も必要です。
一方、ティーチングプロは、ゴルフの実力や経験以外に、より効果的な指導を行うための体の仕組みから用具に至るまでの幅広い知識、個性に合わせた指導を行うための観察力、コミュニケーション能力などが必要となります。ゴルフが好きで、かつゴルフの実力に自信がある人にはピッタリの仕事といえるでしょう。
社団法人 日本プロゴルフ協会 社団法人 日本女子プロゴルフ協会
プロアングラーとは、釣りのプロフェッショナルです。明確な定義はありませんが、釣りの実力と経験を活かして、釣り番組に出演して魚を釣る様子を見せたり、雑誌や釣り具メーカー向けに記事を執筆するのが主な仕事といえるでしょう。
番組や雑誌の企画主旨に合わせてポイントの情報収集を行い、テーマに沿った釣り方をしたり、指定されたルアーを使用して釣りを行います。放送や掲載時期に合わせて旬よりも前に撮影が行われることも多く、ポイントや天気などの知識と情報収集能力が不可欠です。自然を相手にした仕事のため、スケジュール通りに進まないことも多く、釣りの実力だけでなく根気強さも必要となります。成果次第で、次の仕事がなくなるシビアな職業といえます。
プロアングラーになるには、特別な資格は必要ありません。釣りが好きで、実力に自信があり、かつ釣りや自然に対するマナーを備えていることが大切です。
仕事を得るには、ネットワークが重要になります。タレントや編集者からプロアングラーに転身した場合、業界関係者とのネットワークが活用でき、有利といえるでしょう。また釣り仲間のコミュニティから知られる存在になり、仕事に繋がる場合もあります。
プロアングラーは、釣りの技術やポイントなどの情報収集力のほか、海や天気といった自然に対する知識が必要な仕事です。その仕事ぶりが撮影などに大きく影響することから、プレッシャーも大きいですが、上手くいった場合には周囲との信頼関係が生まれ、次の仕事につながるなど、やりがいを得られるでしょう。
予想外の出来事や予定通りにいかない場合もあり、根気が求められる仕事です。状況が悪い場合でも、自分の運と実力を信じてやりつづける粘り強さと集中力が求められます。また周囲との信頼関係が大事な仕事ですので、釣りの実力はもちろん、ヒューマンスキルも重要です。
社団法人 全日本釣り団体協議会
プロレスラーとは、プロレスの興行でリング上に上がり、試合を行う人を指します。
プロレスは、格闘技の中でもショーの要素が強いことで知られており、個性の強いキャラクターや過激な発言や派手なパフォーマンスなど、観客を楽しませ、飽きさせないための工夫が見られるのが特長です。
プロレスラーは、普段の練習や試合のほか、取材対応からリングの設営、荷物運び、客の送り出しまでこなします。全国各地で興行を行う場合が多く、一年のほとんどが移動と試合という非常にハードな仕事となります。合同練習以外にも個人的にトレーニングをこなすなど、体力勝負であるがゆえに日々の努力が欠かせない仕事です。
プロレスラーになるには、プロレス団体に練習生として入団するのが一般的です。各団体が主催する入団テストを受けて合格すると、プロレスラーへの道が開けます。
入団テストは、主に身体能力や体格がチェックされます。格闘技経験がなくても問題ない場合が多く、今後の可能性を見極めて入団が決定します。場合によって書類選考も行われます。入団後は厳しいトレーニングを積み重ね、デビューとなります。
この仕事は体力勝負であり、また怪我などで引退を余儀なくされる場合もあるなど、大変厳しい世界といえます。他の格闘技と比較すると、選手生命が長いといわれるプロレスラーですが、長期間活躍できるのは人気選手がほとんどであり、長く活躍するには相応の努力が必要です。
資質としては、体力に自信があり、プロレスラーとして大成したいという高いモチベーションが必要です。
新日本プロレス 全日本プロレス
力士とは、日本古来の武道・スポーツである相撲を行う人を指します。力士は、必ず相撲部屋に所属することとされており、各部屋に入門後、稽古を経て、各時期に開催される本場所と呼ばれる相撲の試合に出場し、勝負を行います。
本場所は朝8時ごろからスタートし、番付といわれる力士の階級の低い順に取り組みが行われます。1日に数多くの取り組みが行われるため、上位の力士の取り組みが始まるのはおおよそ夕方ごろとなります。
力士の仕事は常日頃の稽古がものをいうため、厳しい稽古を繰り返しながら本場所に備えます。体格が大きいことが大事といわれており、たくさん食べることも力士の大事な仕事のひとつです。なお多くの相撲部屋では食事や風呂は番付順に行われており、上下関係が厳しい業界としても知られています。
力士になるには、相撲部屋への入門が一般的です。新弟子検査を受けることができるのは、男子のみで、義務教育を修了した23歳未満と定められており、中学を卒業以降から入門が可能となります。また体格は、身長167センチ、体重67キロが検査の最低合格ラインとなります。これをクリアしていない場合は、残念ながらプロの力士にはなれません。
入門までには、まず各相撲部屋へ見学や体験入門を行います。入門を決断したら親や後見人といわれる人の同席のもと、面談を行い、入門が決定します。入門が決定したら、誓約書や相撲協会への登録手続きといった書類のやりとりを行い、その後、日本相撲協会が定める新弟子採用検査を受けます。この検査に合格して、初めてプロの力士としての道が開けます。
なお新弟子は、日本相撲協会の相撲教習所に通うことが義務付けられており、最低6ヶ月はここに通いながら、技能や知識を習得します。その後、各部屋で実力をつけて、場所に出ることになります。
体力づくりや地道な練習など、継続的な努力が不可欠な仕事です。
日本相撲協会
プロボクサーとは、プロボクサーのライセンスを保持し、試合によってファイトマネーを得る人を指します。
ボクシングは、数あるスポーツの中でも特に過酷なことで知られており、強靭な身体能力と運動神経、反射神経、ストイックに勝ちを求める姿勢が必要な仕事です。
プロボクサーは、トレーニングや食事制限、試合前には減量などを行い試合に備えます。ファンの多いスポーツですが収入面は厳しく、ボクシングだけで生計を立てられる人は一握りです。プロとはいえ、ほとんどのプロボクサーがパートやアルバイトで生計を立てているのが現状です。ただし世界チャンピオンクラスになると、試合以外にテレビや雑誌のインタビューといった仕事が得られる場合があります。
プロボクサーになるには、日本プロボクシング協会のジムに所属し、一定期間のトレーニングが必要です。一般的には半年～1年程度といわれており、厳しいトレーニングの後にライセンス取得に挑戦します。
ライセンスには、A級、B級、C級があり、多くの場合はC級ライセンス取得からスタートします。C級ライセンスの受験資格は17歳～32歳までとなっており、視力が左右ともに裸眼で0.5以上あること、頭部のCTやB型肝炎、健康診断に関して医師の診断書が必要など定められており、事前の確認が必要です。
なおプロボクサーとなる条件には、ボクシング以外のプロスポーツとの掛け持ちは認めないというルールがあり、ボクシング界でやっていくんだという大きな覚悟が必要となります。実力主義の厳しい世界ですが、熱心なファンも多く、憧れる人が多い職業でもあります。
財団法人日本ボクシングコミッション
プロ野球選手とは、プロ野球チームに所属し、試合に出場して報酬を得る、プロスポーツ選手です。
日本では、日本野球機構が運営するセントラルリーグとパシフィックリーグがあり、プロ野球選手は各リーグ内の球団に所属します。
シーズン中はほぼ毎日試合が行われ、プロ野球選手は、各地の球場へ移動して全体練習を行った後、試合に出場します。試合後は自主練習やミーティングを行い、次の試合に備えます。
シーズンオフにも練習は欠かせず、選手はそれぞれに自主トレーニングや調整を行い、来季に備えます。
多くは1年ごとに年俸の更新が行われるため、実績を積むことで収入が大幅に伸びるのも特長です。
プロ野球選手になるには、国内の場合、高校や大学、社会人野球で活躍して注目されドラフト会議で指名されるか、球団に入るための入団テストへの合格が必要です。また海外で活躍したい場合、アメリカのメジャーリーグでもスカウトや入団テストが一般的であり、国内外ともに高い実力とプロとなるためのポテンシャルが求められるため、とても狭き門だといえます。
入団後は、プロの練習に耐えられる体力作りを行い、主に2軍で出場機会を得て、実力を示すことで1軍で活躍することになります。実力次第では、入団後すぐに1軍で活躍する場合もあります。
資質としては、スバ抜けた運動能力と強い精神力、コツコツとしたトレーニングをいとわないこと、チームで戦うため協調性などが必要です。また球団や選手をサポートするファンの存在を大事にする姿勢も、人気選手として活躍するためには必要といえます。
日本野球機構
プロテニスプレイヤーは、国内外のテニスの大会に出場し、賞金を獲得するプロスポーツ選手です。国内や海外で行われる大会に出場し、上位につくことで賞金を得ます。またスポンサー契約によって、スポンサー収入を得ます。全英オープンや全仏オープンなどは、世界的に有名な大会であり賞金も高額ですが、出場選手のレベルも非常に高いため、ここに至るのは至難の業といえるでしょう。有名選手になると、テレビやCM出演といった仕事も得られることがあります。
なおテニス関連のプロとしてはレッスンプロという道もあります。この場合は、日本プロテニス協会や各スクールの実施する試験に合格することでなることができます。人に教えるのが得意でテニスに関わっていきたいという方は、レッスンプロを目指すのもいいでしょう。
プロテニスプレイヤーになるには、学歴は必要ありません。多くはテニス部やテニススクールで基礎を学ぶことからスタートします。国内であれば、一定の実績を残すことが出来た時点で日本テニス協会の書類審査を通過し、トーナメントプロとして活躍することができます。
プロとして仕事を成り立たせるためには、実績が全てですので、日々のトレーニングは欠かせません。また才能も大きく左右する世界ですので、一流選手となる道のりは非常に厳しいでしょう。
テニスが好きで、かつテニスの才能に自信があり、世界にも立ち向かっていける強いメンタルを持つ方に向いた仕事といえます。
公益財団法人 日本テニス協会 公益財団法人 日本プロテニス協会
プロスノーボーダーは、スノーボード競技のプロフェッショナルです。プロスポーツ選手として、大会に出て、高い順位を得ることで賞金を獲得します。
一流選手になると、大会出場のほか、スポーツメーカーやアウトドアメーカーなどがスポンサーについたり、スノーボード関連のイベントへの出演、DVDの制作、商品開発、雑誌のインタビュー取材など、様々な方面で活躍ができます。
世界的に人気の高いスポーツであり、世界中で大会やイベントが行われています。雪がある場所を求めて海外へ向かうことも多く、活躍の場は世界に広がっています。また、オリンピック種目にもなっており、実力次第でオリンピック出場が目指せるスポーツです。
プロスノーボーダーになるには、学歴は必要ありません。スノーボードの技術を得るには、スノーボードショップのレッスンなどが有効ですが、独学でスキルを高める人もおり、プロになるための決まった方法は存在しません。
プロと呼ばれるためには、日本スノーボード協会によるプロ資格の取得が必要です。資格をえるためには、日本スノーボード協会公認の大会で成績を残すか、推薦を受けてトライアルに参加する必要があり、どちらも高い実力が認められた上でのことになります。プロの資格を得た後も、仕事が得られるかどうかは自分次第という厳しい世界です。
自らさまざまな大会に出て注目を浴びることで、大会に招待されたり、スポンサーがついてきます。
スノーボードが好きで、かつ誰にも負けない自信があり、自らアグレッシブに行動し、仕事を作り出せるパワーのある人に向いた仕事といえるでしょう。
日本スノーボード協会 財団法人全日本スキー連盟
プロスケーターとは、スケートボードに乗り、コンテストなどに出場し、賞金を得る人を指します。
日本では、日本スケートボード協会公認のライセンスを得ることでプロとして活動が可能です。ただし、コンテストに出場せずにスケーターとして生計を立てる人もおり、プロとしての活動にはさまざまな方法があるのが現状です。
またアメリカでは特に資格はなく、実績をもとにプロ宣言を行うことでプロとみなされます。一流選手になるとコンテストへの出場以外にボード等の企業スポンサーがついたり、スケートボード関連のイベントに出演したり、DVDの制作、雑誌のインタビュー取材など、様々な分野で活躍することが可能です。
プロスケーターになるには、学歴は必要ありません。スケートボードは、独学で学ぶ人が多いスポーツですが、スクールなどで技術を磨くことも可能です。とにかくスケートボードが好きでこれを仕事にしたいという強い意志を持った方に向いた仕事といえます。日本では、日本スケートボード協会公認のライセンスを得ることでプロとして活動が可能となっており、条件としては５地区で開催されているAJSAアマチュア地区サーキットで年間１位を獲得する事や、全日本アマチュア選手権にて上位８位までに入賞した選手、また長く海外で生活し日本に帰国した実績のあるスケーター（要審査）などが挙げられています。ただしプロのライセンスを持たずに活動をするスケーターも多く、決まった道は存在しないのが実情です。海外での活躍の場も多いことから、語学力があると有利です。
一般社団法人 日本スケートボード協会
プロサッカー選手とは、プロサッカーチームに所属し、試合に出場することを仕事とするプロスポーツ選手のことです。
自分の役割を見極め、チームが勝利するように貢献することが求められます。体力はもちろん、戦術が重要なスポーツですので、知力も必要です。試合以外の日はチームでトレーニングを行います。食事やトレーニングを総合的に管理するのは各選手の重要な仕事でもあります。
チームで一丸となることが勝利に繋がるため、信頼関係の構築が重要となります。またその一体感がやりがいにも繋がる仕事です。
一流選手になると、試合以外にもCMやテレビ出演といった仕事を得ることが出来ます。活躍の場は、国内のJリーグはもちろん、海外チームへも広がっており、実力次第で大きな舞台で活躍が可能です。
プロサッカー選手になるには、プロサッカーチームへ所属する必要があります。高校のインターハイや大学リーグ戦で活躍してスカウトを受ける場合と、Jリーグのユースチームに入り、そこからプロに昇格する方法があります。
小さいころからプロを目指す人が多く、また人気も高いため、ユースチームに入ること自体も難しいといわれています。プロとなった後も、ポジション争いが熾烈な世界ですので、技術レベルを磨くのはもちろんですが、精神力や自己アピール力も重要です。
自分の実力を信じて、日々努力を怠らない姿勢が道を開くカギと言えるかもしれません。近年は女子サッカーも注目されており、さらなる女性選手の活躍も期待されています。
日本サッカー協会
プロサーファーとは、サーフィンによって生計を立てているプロスポーツ選手のことです。プロサーファーは、主にサーフィン大会に出て、勝利することで賞金を得ます。また企業がスポンサーにつく場合も多く、例えばサーフボードのメーカーの場合、会社から遠征費や道具のサポートを受けたり、収入の対価としてその会社のサーフボードに乗って大会で活躍することが仕事となります。
大会スケジュールが決まったら、申し込みを行い、それに向けて日々練習やトレーニングを積みます。スケジュールを組んだり、トレーニングや体調管理なども大事な仕事です。
国内でプロサーファーになるには、日本プロサーフィン連盟（JPSA）の認定をもらうのが一般的です。認定には、日本プロサーフィン連盟の大会に出て、よい成績を残す必要があります。実績が認められればプロ認定される仕組みです。プロ認定がない場合でも大会に出て、賞金を稼ぐことでプロとなることは可能ですが、プロ認定がないと参加できない大会も存在します。
また海外でプロサーファーとして活躍するには、海外の大会での実績が不可欠です。
プロサーファーとしての仕事だけで独り立ちするのは容易ではないため、多くはサーフショップでの経営やアルバイト、サーフィンスクールでの講師といった仕事と兼業しています。
大会では、自分のコンディションだけでなく、波に左右されることも多く、強い運も必要となります。自然はコントロールできませんので、くよくよせず、前向きな姿勢が大事です。サーフィンがとにかく好きで、大好きなサーフィンを仕事としたい、海に関わっていきたいという人にはピッタリの仕事です。
一般社団法人 日本プロサーフィン連盟 世界プロサーフィン連盟日本支局
スポーツ審判員とは、サッカーや野球、ラグビー、柔道などの試合において、ルールに則ったジャッジを行う人を指します。
少年野球からプロスポーツまで、プロアマ問わず、スポーツの試合では競技を行う人のほかに審判員が配置され、試合をスムーズかつ公正に進めています。試合によって、1名の場合から複数で各々が役割を持って審判を行う場合があります。
例えばプロ野球の場合は、審判員は、試合の数時間前から準備を始めます。ボールを磨いたり、準備運動を行います。また審判員が複数いるため、各人の配置確認なども行います。試合中は、自分の役割に沿って審判を行います。試合中はずっと外で立ち続け、また必要に応じて動き回ることになります。オフシーズンは自主トレーニングを行ったり、研修でスキルを磨いたりします。オフシーズンは、審判にとっても基本的に休みの時期ですが、常にスキルアップを欠かさず行います。多くは選手同様、年間契約で仕事を行っていますが、実力次第で契約が決まることと、状況次第では契約を途中で打ち切られる場合もあるなど、選手以上に大変厳しい世界と言えるでしょう。
仕事として成り立つのは、プロスポーツ分野が主となります。子供の試合などは親が審判資格を取って行うことが多いようです。
スポーツ審判員になるには、各スポーツの審判資格を取得することになります。それぞれのスポーツ団体・協会が独自に認定条件や試験を設定しているため、確認が必要です。大学や専門学校でスポーツ分野を学んだり、アスリートから審判員に転身する場合など、方法はさまざまです。審判員になるために公的な資格が必要な場合には、それを取得するための学校や講座を受講するとよいでしょう。
スポーツは統一のルールがあるからこそ、楽しめるものです。そのためルールを公正かつ冷静に判断するスポーツ審判員は、欠かせない存在です。もし審判にミスがあると試合結果に大きく影響する場合もありますので、集中力や判断力は欠かせません。また緊迫した場面では、判断に対してブーイングが起きる場合もあり、精神的な強さも要求されます。またスポーツによっては選手並みの体力が要求されるため、体力トレーニングは欠かせません。ハードな仕事ですが、試合がスムーズに進んだときには大きな充実感を得られるでしょう。スポーツが好きで、競技に深く関わった仕事をしたいと考える人にはピッタリの仕事といえます。
日本サッカー審判協会 一般社団法人日本野球機構
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