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「なでしこ銘柄」に選ばれたトレンダーズ!広報室長 秋枝未来氏が語る、現代女性の仕事観

トレンダーズ株式会社 秋枝未来
秋枝 未来(あきえだ みき)
トレンダーズ株式会社 Corporate Div. 広報室 室長

1986年生まれ。神奈川県出身。横浜国立大学 教育人間科学部卒業後、大手レコード会社に新卒入社。アーティスト・役者・タレントのCMキャスティング営業を担当し、撮影・編集などCMや広告に関する業務に携わる。2012年にトレンダーズ株式会社(最寄り駅:恵比寿)に入社。現在は広報を担当。
同社は企業のマーケティングPR活動のほか、訪日外国人観光客向けメディア『ZEKKEI Japan』、ギフトマッチングサービス『Anny』などメディア事業にも注力している。2015年度、経済産業省と東京証券取引所が共同選出する女性活躍推進に優れた上場企業「なでしこ銘柄」に、マザーズ上場企業より初選定される。

まずは社員に喜んでもらいたい……広報として取り組んでいること

トレンダーズ運営中のサービス

―秋枝さんの仕事内容について教えてください。

  会社にとってプラスになることであれば何でもします!会社のサービスやメディア事業のPRを広報の立場から行っています。

  具体的には、会社のニュースをテレビや新聞などの各メディアの方に向けてプレスリリースを配信したり、個別にアプローチしたりしています。

  昨年立ち上げた、当社が運営している訪日外国人観光客向けメディア『ZEKKEI Japan』や、ギフトマッチングサービス『Anny』などを世の中に認知してもらうために、各事業部のメンバーと共に企画を考えたりもします。

  今までは、日本のなかで完結するマーケティングやPRが多かったのですが、最近では海外に向けた発信も増えてきました。弊社は時流にあわせて常に進化している会社なので、PRする題材もどんどん変わっていきます。

―現在の仕事のやりがいは何ですか?

  当社のサービスやメディアを、“こういう内容で○○に出したい”と企画を考え、それが実際にテレビや雑誌などに取り上げられた時はとても嬉しいです。

  「テレビを見たクライアントさまから連絡が来た!」と社員が喜んで伝えてくれたことがあったのですが、とても嬉しかったですね。一緒に働くメンバーの喜ぶ顔が見られることは、やりがいであり、励みにもなります。

努力は無駄にならない。“一生懸命“の先に開く道がある

トレンダーズ運営中のサービス

―秋枝さんはトレンダーズに入社される前は、大手レコード会社に勤務されていたんですよね。

  はい。もともと、営業職とドラマ制作に興味があったんです。
  営業職に興味を持ったきっかけは、大学時代にした家庭教師の訪問営業のアルバイトです。お子さんに家庭教師をつけないかと実際にお宅に伺って契約を結んでもらうという仕事でした。

  相手の反応やご家庭の環境をその場で察知し、提案の方法を考えながら営業すると、成果が出やすかったんです。その時に、営業には戦略が必要だと実感しました。アプローチの仕方によって成果が変わる営業のおもしろさに興味を持ったんです。

  また、幼少期からテレビドラマを見るのが大好きで、いつかドラマに関わる仕事がしてみたいと思っていました。興味のあること、好きなことを仕事にしたいと思い、就職活動をしていました。

―実際、希望した仕事に就けましたか?

  エンタメ系を扱う大手レコード会社に就職できたのですが、実際に配属されたのはドラマ関係の部署ではなく、CMや広告の部署でした(笑)。

  CMに出演するアーティストやタレントのキャスティングから撮影、交通広告などのグラフィック撮影、記者会見やイベントの調整など、CMに関する一連の流れを担当しました。

  どうしても早く営業担当になりたくて、上司に直訴したこともありました(笑)。入社1年目で熱意を持っていることと、努力することだけはできたので、通例よりも早く法人営業を担当させてもらうことができました。

  ドラマではなかったですが、映像の現場を体験でき、また希望していた法人営業もすることができ、ラッキーだったなと思っています。

―トレンダーズに転職されたきっかけは?

  前職を辞め、しばらくは旅行をしたり、1年ぐらいゆっくりしようと考えていた時に、当時の社長から声をかけていただきました。いろいろなご縁を感じ、ゆっくり過ごすプランから方向転換し、トレンダーズに入社することを決めました。

―トレンダーズの広報の仕事で印象的なことはありますか?

  2016年1月に発売したムック本『DELISTAGRAMMER’S BOOK』(デリスタグラマーズブック)のプロモーションですね。当社がネットワークする、衣・食・住の分野に特化した影響力のあるインスタグラマーのネットワーク「ライフ・インスタグラマーネットワーク」(略称:LIN)から、“食”に特化した人気インスタグラマーである「デリスタグラマー」を特集した本を出版しました。

デリスタグラマーズブックとビュースタグラマーズブック 秋枝さんがプロモーションを手がけた『デリスタグラマーズブック』と『ビュースタグラマーズブック』。

  「デリスタグラマー」や「デリスタ本」の認知を高めるため、広報として試行錯誤しました。テレビでの露出を狙っており、年末年始にたくさんの企画を考えて売り込んだのですが、その時期はまだインスタグラムがテレビで取り上げられることも少なかったんです。

  売り込んでも反応が薄く内容に興味を持ってもらうまで苦労しました。朝から晩まで考えていたこともあって、夢に上司が出てきたことがありました(笑)。

―目標達成のために、どのような取り組みをしたのですか?

  とにかく“努力”ですね(笑)。社内のメンバーから情報収集し、響きそうな企画をたくさん考えて、メディアに売り込むために行動をしました。自分が今できることに対して努力するのみ、でしたね。

  露出することを目標にしていたメディアで特集された時は嬉しかったです。Amazonの予約でカテゴリランキングの1位になったり、とても反応が大きくて安堵しました。

  現在は第2弾として“衣”にあたるビューティー&ファッションの人気インスタグラマーを紹介した『BEAUSTAGRAMMER’S BOOK』(ビュースタグラマーズブック)が発売されています。

  広報の打ち出し方によってメディアの反応も異なります。だからこそ、毎回、情報発信する際には、いろんな視点を持つよう気をつけています。

「なでしこ銘柄」に選出されたトレンダーズでの働き方

トレンダーズ広報室 室長秋枝未来さん

―トレンダーズは、女性活躍推進に優れた上場企業として2015年度「なでしこ銘柄」に初選定されていますよね。45社のうちマザーズ上場企業として御社が初選出されていますが、働く女性にとって、どのような環境なのでしょうか?

  当社は創業当時から働く女性が輝ける社会を目指して、女性起業支援セミナーやイベントを実施してきました。社内ではキャリア研修や幹部との交流会を積極的に行っていて、昨年(2015年)の女性管理職比率は70%以上です。

  女性の働き方は、結婚や出産、育児によって変わっていくため、弊社ではライフステージに合わせた時短勤務や在宅勤務制度も設けられています。

  私もそうですが、仕事と家庭を両立したい女性にとって、時間や勤務場所を柔軟に対応してもらえる社風は本当にありがたいですし、とても働きやすいと感じています。

―現在、秋枝さんは2児の母として時短勤務で働くワーキングマザーですよね。働き方に工夫や意識していることはありますか?

  効率的に仕事をするよう意識しています。子どもを預けた瞬間から仕事モードです。通勤中は、ネットで会社のことやニュースをチェックしています。無駄な時間を作らないための工夫は欠かせませんし、それが日常の習慣になっています。

  寝る前には、自然と次の日のスケジュールをイメージしてしまいます。そうすることで、朝起きた瞬間から効率的に動けるからだと思います。

いろいろとチャレンジをすれば“自分”が見えてくる

トレンダーズ秋枝未来さんの学生時代

―学生時代には、どのようなことに注力されていましたか?

  障害のある子どもたちが、親御さんと離れて一緒に出かけたりするボランティアサークルの代表をしていました。ほかにも、小学校で担任の先生のサポートをするアシスタントティーチャーをしたり、不登校児のサマーキャンプに参加したり、家庭教師をした生徒も10名以上いました。

―もともとボランティアに興味を持ったきっかけは何だったのですか?

  小学生のころからダンスを習っていて、老人ホームで踊ったり、施設の子どもと一緒にダンスをしたことが多々ありました。いきいきと楽しむ姿を見ていて、私自身も人と接することが好きになりましたし、施設で働いてみたいと思うようになりました。

―ボランティアの経験は、現在にも活かされていますか?

  そうですね、今は子育てに活かされていると思います。大学時代に家庭教師のアルバイトもしていたのですが、学習障害のある子どもたちを担当することも多かったんです。

  その時に親御さんからお聞きしたことや家庭環境として見えていたことが、実際自分が親になった今、参考になっていますね。

  ボランティアで得た知識や経験はこれからも、私の人生に大きく影響しそうです。

―それ以外に、アルバイトの経験はありますか?

  学生レポーターや花屋、不動産屋の事務など10個以上やっていたと思います。いろいろと体験したから、自分が本当にやりたい仕事が見えました。

  ボランティアをしていたことで、いずれは教育や福祉関係の仕事に携わりたいと気づくことができましたし、先ほどお話したようにアルバイトがきっかけで営業職にも興味を持ちました。たくさん経験したことで、就職活動の会社選びにも役立ちましたね。

―就職活動で印象に残っていることはありますか?

  最初は広告やテレビ局に絞って就職活動をしていたのですが、就職活動中に、ある企業のインターンで知り会ったチームメンバーたちから「もっといろいろな業界や企業を見たほうがいい」とアドバイスをもらい、人材や商社などの説明会にも行ってみました。

  結果的にはエンタメに関わる大手レコード会社に就職しましたが、多くの企業を見ることで視野が広がり、自分の進みたい道が見えました。

仕事とプライベートの両立。それが、“自分の生き方”を方向づける

トレンダーズ広報室秋枝未来さんの働き方

―秋枝さんが仕事をするうえで大事にしていることは何ですか?

  どこでどのように働いていたとしても、結局のところは“自分次第で決まる”と思っています。出産、育児を経験して、以前よりも自分の時間は減っていますが、その分、オンオフの切り替えが上手になりましたね。

  どうしても仕事のことを考えがちな性格なのですが、子どもと一緒にいる時は仕事のことを忘れ、全力で向き合っています。

―そのような毎日を過ごされているなかで、今後の目標があればお聞かせください。

  広報として頼られる存在になりたいですね。とてもスピード感があり、新しいことにどんどん挑戦する会社なので、1年後にはどんなサービスを展開しているか想像がつかないです。猛スピードで変わる環境にも対応し、成果を残せる広報になりたいです。

  そして、仕事とは別にボランティアにも力を注いでいきたいと思っています。今年の春から、月に1~2回、休日にボランティア活動に参加しています。国立成育医療研究センター(東京都世田谷区)が運営する、「もみじの家」事業というプロジェクトがこの春から始まりました。重い病気を抱える子ども本人とその家族をサポートする事業です。

  仕事と家庭が第一ですが、ボランティア活動も両立していけたらな、と思っています。

―最後に、学生へメッセージをお願いします。

  就職活動中は慣れないことも多く、大変かもしれませんが、どの会社もオープンに皆さんを受け入れてくれる時期だと思います。

  今後は男性も女性も働き方が多様化してくる時代です。だからこそ、たくさんの会社を見て、自分の働き方を見つけてほしいと思います。自分の興味のあることを突き詰めて、働く楽しさを見出してくださいね。

トレンダーズ秋枝未来さん <トレンダーズ株式会社>
東京本社
〒150-0011 東京都渋谷区東3-9-19 ポーラ恵比寿ビル2F・3F
JR 恵比寿駅、東京メトロ日比谷線 恵比寿駅より徒歩約5分

<参考> もみじの家 公式ホームページ

[取材・執筆・構成]yukiko(ユキコ/色彩総合プロデュース「スタイル プロモーション」代表) 
[撮影(インタビュー写真)・編集] 真田明日美

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