在宅ワークとは?人気のデータ入力やアンケートの仕事内容、案件の探し方
「在宅ワークを始めよう!」と思っても、そもそも在宅ワークがどういった働き方か知らなければ仕事を受けられません。
家事・育児の隙間時間を使って働きたい人や、もう少し稼ぎたいサラリーマン、まとまった時間が取れなくてバイトはできないけどお金は必要という大学生など、さまざまなライフスタイルの人に需要がある在宅ワーク。それぞれの事情に合わせた働き方を選択できるため、詳しい内容を知っておいて損はありません!
この記事を読めば、在宅ワークの定義から仕事の探し方でまるっと分かります。しっかり学んでいってくださいね。
【目次】
1. 在宅ワークとは
2. 在宅ワークと内職の違い
3. 在宅ワークのメリット・デメリット
4. 在宅ワークで成功するための心得
5. 【初心者向け】パソコンを使う在宅ワークの仕事内容
6. スマホでできる在宅ワークの仕事内容
7. 在宅ワークの探し方
8. 在宅ワークの注意点!不用意な承諾はトラブルのもと
9. さいごに
在宅ワークとは
在宅ワークとは、パソコンやスマートフォン、タブレットを使って自宅を拠点に仕事をする働き方のこと。
企業に雇用されず、個人で仕事を受ける働き方なので “個人事業主” になります。クライアント(依頼主)とは雇用関係ではなく “請負契約” という形態で契約を交わします。
一般的なアルバイトやパートとは異なり、仕事を探して受注をするところから、納品して報酬の受け取りが完了するまで、すべて自分で管理しなければなりません。さらに、確定申告も自分で行います。詳しくは順に説明していきますね。
収入は持っているスキルやこなせる仕事量によって数円~数十万円と大きく異なり、初心者ができる仕事は安価なものが多め。報酬がいい仕事を受けるには、需要があるスキルを身につける必要があるでしょう。
これらのことから、在宅ワークは以下のようなタイプに向いているといえます。
- 在宅ワークが向いているタイプ
●自分で向上心をもって、スキルを磨いたり知識を深めたりできる人
●自己管理ができる人
●パソコンやインターネットなど仕事できる環境が整っている人
●一人でコツコツと作業することが苦にならない人
さて、ここからは在宅ワークとは何か――さらに詳しく解説していきましょう。
▼在宅ワークにはさまざまな仕事がある▼
在宅ワークにはさまざまな職種があります。具体的には、以下のような仕事がメジャーです。
- 在宅ワークの仕事例
●データ入力
●テープ起こし
●ライティング
●デザイン
●翻訳
●プログラミング
なかでも、データ入力、テープ起こし、ライティングは経験がない初心者でも始めやすい仕事。基本的なパソコン操作ができればすぐにでも始められる案件が見つかります。
▼在宅ワークは自分で仕事を見つける▼
在宅ワークでは、営業するなどして自分で仕事を獲得しなければなりません。Webで募集されている案件に応募したり、仲介業者や知人を通じて仕事を紹介してもらったりするのもひとつの方法。継続してコンスタントに仕事が受注できるものばかりではないため、常に応募できる仕事がないかアンテナを張っておく必要があります。
▼在宅ワーカーは “個人事業主” になる▼
在宅ワーカーは委託企業と雇用契約ではなく “請負契約” を結ぶため “個人事業主” となります。
そのため、社会保険に加入することはできません。通常は国民健康保険、国民年金へ加入することになります。ただし、収入によっては配偶者などの社会保険に加入できるケースも。詳しくは以下の記事をご覧ください。
⇒103→150万円の壁に改正! 扶養内外でバイトする時の基礎知識
また、所得税については年末調整を受けることはできないので自分で確定申告をしなければなりません。ただし、収入が少なく税金が発生しないなど、条件によっては確定申告が不要な場合もあります。
- 確定申告が不要なケース
●仕事は在宅ワークのみで、収入が年間38万円以下(※)
●バイトなどと兼業で、在宅ワークの収入が年間20万円以下の黒字
●バイトなどと兼業で、在宅ワークの年間所得が赤字
ただし、上記の場合でも住民税の申告が必要なケースもあります。確定申告に関する詳しい解説は以下の記事でチェックしてください。
在宅ワークと内職の違い
厚生労働省では “在宅ワーク(自営型テレワーク)は内職(家内労働)ではない” としています。そのため、内職に適用される「家内労働法」は在宅ワークには適応されません。それぞれの大まかな定義は以下のようになっています。
■在宅ワーク
情報通信機器を活用し、インターネットを通じて成果物などを提供する
■内職
自宅で物品の製造や加工などの労働をする
参考:厚生労働省 在宅就業者総合支援事業「HOME WORKERS WEB(ホームワーカーズウェブ)」
参考:厚生労働省「家内労働について」
どちらも在宅で稼げる点は同じ。パソコンやスマートフォンといった情報通信機器の操作に自信がない人は内職が向いているかもしれません。内職については、以下の記事をご覧ください。
在宅ワークのメリット・デメリット
■メリット
・自由な時間に働ける
・自宅で作業できるため通勤の必要がない
・仕事量を調節しながら自分のペースで働ける
■デメリット
・収入に変動がある
・自分で知識をつけ、スキルを高めていく必要がある
・スケジュール管理はすべて自分でしなければならない
在宅ワークは通勤の必要がなく勤務時間に決まりもないため、アルバイトや会社員のように時間に拘束されない点が一番のメリット。自分で仕事量の調節ができるため、生活スタイルに合わせて働けます。その分、納期のスケジュールなどは自分で管理しなければなりません。また、仕事量を自分で調整できる分、収入も変動します。
在宅ワークで成功するための心得
▼在宅ワークで成功するには向上心が大切▼
在宅ワークでは、アルバイトや会社員と違って誰かが仕事のやり方を教えてくれるということはありません。仕事をこなすためには、自分で積極的に情報を収集して知識をつけたり、スキルを磨いたりしていく必要があります。
特に、初心者でもできる簡単な仕事は報酬単価が低め。収入を上げるためにはスキルアップが欠かせません。仕事をこなしながら、スキルアップのための時間を確保する必要があります。
まずは、自身の経験が仕事に活かせないか “スキルの洗い出し” をしてみてはいかがでしょうか。
▼信頼を得るための努力を惜しまない▼
仕事を受注するうえで、信頼関係は大切。クライアントからの信頼を得られないと、仕事をもらえなかったり継続できなかったりします。信頼を得るための努力を惜しんではいけません。
なかでも、クライアントから指示されたルールや、納品日を守ることは最低限のマナーです。
信頼を得られれば優先的に仕事をもらえるようになる可能性があります。安定した収入にもつながるでしょう。
【初心者向け】パソコンを使う在宅ワークの仕事内容
しっかり収入を得たい人には、パソコンを使った在宅ワークがおすすめ。依頼の種類や案件の数が多く、自分に適した仕事を見つけやすいでしょう。
この章では、数ある在宅ワークのなかから特に初心者向けの3職種について解説していきます。
▼データ入力▼
在宅ワークのなかでは未経験でも始めやすいデータ入力の仕事。たとえば、
・名刺などの情報入力
・商品一覧の作成
・データ収集
など、パソコン入力ができれば可能な仕事がほとんどです。
ただし未経験でもできる分、報酬が低く設定されていることが多く、収入につなげるには量をこなしていかなければなりません。そのためスピードも必要な仕事です。
▼ライティング(ライター)▼
ライティングは、経験や知識が活きる案件や執筆スキルが求められる仕事などさまざま。ライティングする人のことを「ライター」といいます。
仕事の内容によって報酬単価の幅が広く、専門性が高い記事作成は高報酬な傾向にあります。反対に、ドラマのレビューやブログ記事の作成といった専門知識を必要としない分野は誰でもチャレンジしやすいため報酬額が低めです。
▼テープ起こし(文字起こし)▼
テープ起こしは、音声データを文字データに変換する仕事。文字起こしともいいます。基本的にはパソコンとヘッドホンがあればできるため、初心者の人でも始めやすいでしょう。
具体的には、インタビューや講演、イベント、座談会、動画などの音声を聞いてトーク内容をパソコンに入力しデータ化します。タイピングスキルと、静かに作業できる環境が必要です。また、情報漏洩を防ぐため家族で共有しているパソコンの使用を禁止している企業もあります。詳しくは以下の記事をご覧ください!
スマホでできる在宅ワークの仕事内容
気軽に隙間時間を利用して稼ぎたい人には、スマートフォンでできる仕事がおすすめ。移動中や待ち時間などを利用して作業できますよ。
さっそくスマホを使った在宅ワークを2つ紹介していきましょう!
▼アンケートモニター▼
メール配信やサイトにアップされている質問に回答すると報酬がもらえます。簡単なアンケートが多く、スマホさえあればいつでもどこでも参加できるものがほとんど。
報酬はポイントで付与され、一定数が貯まると現金やギフト券などに交換できるシステムのものが主流です。詳しくは以下の記事をご覧ください。
⇒月30万円以上稼ぐ強者も! 最強おすすめモニターバイト4選
▼インスタなどのSNSを活用した仕事▼
SNSを活用して収入を得る方法もあります。たとえば、商品を宣伝してPR料を得たり、自分のアカウント経由でグッズ購入してもらうことで仲介料やポイントを得たりなど。フォロワーが多いことが条件のものや投稿がバズれば収益アップにつながるものまでさまざまです。
ただし、SNSでは副業をうたった詐欺もあるので注意が必要。簡単なのに月数十万円稼げる――といった誘いは、家族や周囲の人に相談して冷静に考える時間を持ちましょう。判断がつかなければ、消費者センターに相談してみるのも有効です。
在宅ワークの探し方
簡単な探し方は求人サイトや新聞などの求人広告をチェックすること。この方法なら今すぐにでも探し始められます。
また、在宅でやってみたい仕事のイベントやセミナーに参加してみるのも仕事獲得につながります。参加者と名刺交換して仕事を探していることと自分のスキルを伝えましょう。ちょうどいい案件があれば紹介してもらえるかもしれません。
そのほか、過去に勤めていた会社や知人に仕事を斡旋してもらえる場合もあります。日常生活のなかで常にアンテナを張っておき、在宅ワークを始めたことを周囲にアピールしておくのも有効な手段です。
▼初心者はクラウドソーシングから始めるのがおすすめ▼
何から始めればいいのか分からない人には “クラウドソーシング” がおすすめです。実際にさまざまな案件へ目を通すことで、報酬の相場を把握できますよ。
依頼内容は初心者や未経験者でもできるものから専門性が高い仕事まで幅広く、条件も業種もさまざま。求人情報は日々更新されているので、定期的にできそうな仕事がないかチェックするようにしましょう。
- クラウドソーシングとは?
仕事を依頼したい業者がWeb上で不特定多数の人に依頼内容を公開し、マッチングした人と業務委託・請負契約を結べるシステム。発注する側は必要なときに手軽に外注できて、受注する側は自分のスケジュールやスキルに合わせて案件を選べるというメリットがあります。
在宅ワークの注意点!不用意な承諾はトラブルのもと
在宅ワークは、すべて自分自身の責任で取り組まなければなりません。事前確認を怠ったり、依頼主の信頼度を考慮せずに承諾したりするとトラブルにつながることも……。
- 在宅ワークのトラブル例
●依頼内容の詳細を確認せずに受注したら明らかに赤字になる仕事だった
●20万の機材を購入すれば月30万円稼げるようになると言われて支払ったのに連絡が取れなくなった
在宅ワークで仕事を始める前は、条件について契約を交わすのが一般的。業務の内容や仕事の範囲、納品日、報酬金額などを明確にするためです。口約束で安易に仕事を受けず、不安や疑問点があれば事前に確認しましょう。
また、後者のような詐欺被害にあった場合は、クーリング・オフが適応されるか調べる、または消費者センターへ相談してください。
さいごに
在宅ワークの基本情報をお届けしてきました。
本文でも解説した通り、初心者が在宅ワークを始める際は向上心をもって仕事に取り組むことが大切。「楽して稼ごう」と簡単な仕事ばかり探していては、まとまった収入は得られません。簡単な仕事からスタートし、積極的に勉強を重ね、必要なスキルを伸ばしていってくださいね。早くスキルアップするためには、勉強とともに仕事をこなすのが近道です。
以下の記事では、自宅でできる仕事を計18種類紹介しています。仕事内容や必要なスキルなどを詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください!
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