バイトを掛け持ちする前に!知らないとヤバい注意点&おすすめの仕事
「今のバイト代だけでは欲しいものが買えない!シフトにもっと入りたいけど空きがない」「時間があるからもっといろいろな経験をしたい」。このような理由からバイトの掛け持ちを検討する方は非常に多いです。
バイトの掛け持ちをすれば収入面では大きなメリットが。でもこれまで意識する必要がなかった税金や社会保険について注意するポイントが増えてくるでしょう。
また、そもそも掛け持ちって歓迎されるのでしょうか? 今のバイト先に隠してできるのか、伝えなければならないのか……といった疑問も生じます。ここではバイトの掛け持ちについて役立つ情報をご紹介します。
もし掛け持ちできるバイトを探すなら、アルバイト求人サイト「おすすめディスカバイト」がおすすめです。
WワークOKや働く日時を選べるバイトなどをたくさん掲載しています。きっと理想のバイト先が見つかるので、下記から求人情報をチェックしてみてください。
【目次】
1. バイトの掛け持ちする際の注意点
2. 掛け持ちで働くメリット・デメリット
3. 税金や社会保険に関する注意点
4. 掛け持ちにおすすめのバイト
5. まとめ
バイト掛け持ちを成功するためのポイントや注意点とは
バイトの掛け持ちにあたって、気をつけるべきポイントがあります。どのような点に注意すべきかを見てみましょう。
▼バイト掛け持ちを成功させるための予定&体調管理術▼
バイト掛け持ちの失敗の要因は、過密スケジュールと疲労です。それらを避けるためには職場間の移動が少なくて済むよう、近くでバイト探しを行いましょう。移動時間が30分を超えるような場所でバイトを入れてしまうと過密スケジュールになりやすいです。
掛け持ちをする場合は、工事現場での肉体労働といった疲労がたまりやすいバイトを選ぶのではなく、事務作業のようなオフィスワークと組み合わせるなど工夫しましょう。両方とも肉体労働にしてしまうと、体力が持たなくなってしまう恐れがあります。仕事を2つ抱えるわけですから、とにかく体調を崩さないように意識することが重要です。
疲れを残さないために、週に1回はバイトのない日をつくることも心がけましょう。
▼同業種でのバイト掛け持ちは機密漏洩を疑われることも▼
バイトの掛け持ちをする場合は、できる限り他業種でするようにしましょう。雇用主によっては、同業他社におけるバイトの掛け持ちを禁止している場合があります。何気ない仕事でも企業秘密であることが多く、ノウハウが他社に流出してしまうと企業存続にかかわる大問題に発展するからです。
内緒で同業他社にバイト採用され、あとからばれてしまうと大きなトラブルになる恐れがあるため気をつけましょう。ただし、同じチェーン店の別店舗で掛け持ちをする場合は、情報が漏れることはないので許可されるケースが多いです。
▼バイトを掛け持ちする場合は、両方の職場に相談を▼
新旧のバイト先に掛け持ちの事実を黙っていると、印象がよくありません。店先でばったり会ってしまって、互いに気まずい思いをする可能性もあるでしょう。
掛け持ちを考える前に、今のバイト先と新たなに応募しようと考えているバイト先で「可能かどうか」を必ず確認してください。思わぬ規則があって、禁じられているケースもあります。あなたが素直に相談すれば “掛け持ちライフ” を両立するために応援してくれる店だってあるかもしれませんよ!
▼3つ以上のバイト掛け持ちは可能か▼
2ヵ所でのバイトでは足りない……さまざまな店で自分の力を試したい、もっと稼ぎたいなど理由は人それぞれでしょうが、バイトを3つ以上掛け持つことを考える人もいるかと思います。
シフト数や勤務時間の少ないバイト先を選べば理論上は “可能” です。が、掛け持ちをするだけ職場間の移動時間が生じ、スケジュールや体調管理の負担が増えることをまず念頭に置きましょう。それぞれに責任を負わなければならないため、始める前に「周囲に迷惑をかけずに実現できるのか?」と自問自答して、実現できそうだと感じたらスタートするように心がけてくださいね。
以下の記事では、短時間だけのバイトができる職種を紹介しています。掛け持ちするバイトを探す際の参考にしてください。
⇒4時間以内のおすすめ短時間バイトを紹介!主婦・大学生・サラリーマン必見
▼番外編:マイナンバーの提出によって掛け持ちがバレることはない▼
さまざまな事情で「今のバイト先に掛け持ちしていることがバレたくない」という人は少なくなりません。そういった人のなかには「マイナンバーを提出したらバレるんじゃないの!?」と心配する人も多いようです。
安心してください、マイナンバーをほかのバイト先に提出したとしても、今のバイト先へその情報が流れることはありません。内閣府のサイトでは、以下のように解説しています。
Q:マイナンバー制度で副業が会社にばれてしまうというのは本当ですか。
A:マイナンバー制度導入に伴い、地方税関係手続に変更が生じるものではなく、マイナンバー制度の導入により副業を行っている事実が新たに判明するものではありません。
※読みやすさのため、一部表記を変更しております。
詳しい解説は、以下の記事をご覧ください。
バイト先にマイナンバーを提出する理由を解説
参考:内閣府「マイナンバー(社会保障・税番号制度)よくある質問(FAQ)(1)総論 Q1-6」
そもそも、WワークをOKとしているバイト先であれば、掛け持ちしていることを隠す必要はありません。
「いつかバレてしまうのでは?」と不安を抱えたままでは、安心して勤務できないだけでなく思うように稼げないリスクもあります。
もし複数のバイト先で働きたい方は、以下のボタンから求人をチェックしてみましょう。
バイトを掛け持ちする際のメリット・デメリット
バイトを掛け持ちすることで、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
▼【バイト掛け持ちのメリット】複数の給料日で収入増、社会経験や人脈が広がる▼
バイトを掛け持ちする最大のメリットは、収入が増えること。もし片方のバイト先でシフトを減らされても、もう片方で増やすといった調整がしやすいので定期的な収入につながりやすいといえるでしょう。
異なる業種や職種を選べば、それぞれのバイト先でさまざまなスキルを身につけることができます。関わる人も増えることから、人脈も広がるのではないでしょうか。片方でトラブルに見舞われた時も、力になってくれるケースもあるようです。
▼【バイト掛け持ちのデメリット】予定・体調管理の負担が増える▼
一方、バイトを掛け持ちすることで生じるデメリットもあります。
特にスケジュール管理には細心の注意を払いましょう。アルバイトを複数していると、空いている時間帯に「どんどんシフトを入れてみよう」と挑戦してみたくなることがあるかもしれません。
でも少し立ち止まって考えてください。スケジュールに余白がなくなることで、これまで以上に学業や他の仕事、趣味やサークル活動との両立が難しくなるかもしれません。実際、おすすめディスカバイトの利用者にこんな人がいました。
●欲しいものがたくさんあったため、アルバイトのシフトを過剰に入れました。その結果、学業がおろそかになって補習を受けなければならなくなったことが……。苦い思い出になっています。(20代 / 男性 / 交通誘導員・イベントスタッフ)
スケジュールに追われると、体調を崩しやすくなるリスクもあるでしょう。労働時間が長くなることで、総じて疲れがたまっていきます。自分の体調と相談しながら、複数のバイト先に迷惑をかけないための体調管理を心がける必要がありますね。
バイトを掛け持ちする場合の税金や社会保険の注意点
収入が増えると、課税や社会保険料賦課の対象となる可能性が高くなります。それぞれの上限や注意点についてご紹介します。
▼年収103万円を超えて所得税の課税対象に▼
所得税と住民税の判定は、バイト先から受け取る収入の “合計” から考えなければなりません。
アルバイトを掛け持ちする時に最も気をつけなければならないのが、「所得税」の課税対象になるかどうか。ボーダーラインは「103万円」。この額をギリギリで超えてしまうと、収入に大きなダメージとなることでしょう。103万円未満であれば、基礎控除と給与所得控除によって課税対象となりません。超えてしまいそうな場合は、シフト調整をして103万円を超えないようにする方がよいでしょう。
また103万円のボーダーを超えてしまうと、保護者の扶養から外れてしまう恐れがあります。扶養者側の税金が高くなってしまうケースも考えられるため、注意が必要です。
こちらの記事で、さらに詳しく解説しています。
扶養内でバイトするため103万円の壁を理解しよう
参考:国税庁 タックスアンサー「No.1800パート収入はいくらまで所得税がかからないか」
▼バイトの掛け持ちで年収130万円を超えると、健康保険・年金保険はどうなるか▼
前の章で述べたように、バイトを掛け持ちするなどして年収の合計が「130万円」を超えると、基本的に保護者の扶養から外れてしまいます。すると、健康保険や年金保険はどのような扱いになるのでしょうか?
選択肢として次の2つから選ぶことができます。
①国民健康保険 / 国民年金に加入する
②バイト先が加盟している健康保険 / 厚生年金に加入する
バイト先の健康保険と厚生年金保険に加入するためには、労働時間・日数・雇用期間などの加入要件がありますので事前に確認しましょう。なお掛け持ちしている場合、要件を満たしていればどちらのバイト先で加入しても問題ありません。
また、学生以外だと「106万円」のボーダーが該当する場合も。掛け持ちしているバイト先の片方が
・年収106万円以上
・週20時間以上の勤務
・1年以上の勤務見込み
・従業員501人以上
を満たしていると、その企業が加盟している社会保険への加入が必須となります。
こちらの記事もおすすめです。
バイトが社会保険に加入する条件やメリット
参考:政府広報オンライン「パート・アルバイトの皆さんへ 社会保険の加入対象が広がっています」
▼年収合計が150万円以上になると確定申告が必要になる場合もある▼
課税対象になった場合、所得税は毎月のバイト給料から源泉徴収されます。
12月の給与支払時、年末調整によって当年に納めるべき所得税額が確定します。バイトを掛け持ちしていた場合、年末調整をしてもらえるのは収入の多い1社だけ。そのため、もう一方のバイト先で受け取った給料に対する所得税の額を「確定申告」をすることで定める必要があります。
バイトを掛け持ちして得た年収が20万円以内、もしくは所得控除後150万円以内であれば、法律的には確定申告をする必要がありません。ただ、掛け持ちしているアルバイト以外に収入がある場合は申告が必要になるケースがありますので注意しましょう。詳しくは以下の記事で解説しています。
掛け持ちにおすすめのバイト
バイトを掛け持ちする際の注意点やポイントを把握したら、新しく始めるバイトを探していきましょう!
この章では、Career Grooveが選んだ掛け持ちにおすすめのバイトを紹介していきます。
▼コンビニやネットカフェなど24時間営業の店▼
掛け持ちするバイトを探す際、ぜひ選択肢に入れてほしいのが “24時間営業の店” 。コンビニやネットカフェといった一日の営業時間が長い店なら、今のバイト先の勤務時間とかぶらない時間帯を選んで働けるからです。
特におすすめしたいのは、「塾バイト」と「コンビニ」の組み合わせ。
塾講師のバイトは主に夕方以降で、同じ夕方以降のバイト先として人気な居酒屋よりも終業時間が早い傾向にあります。そのため、掛け持ちで働いたとしても睡眠時間を確保しやすいんです。
掛け持ちの組み合わせとしてコンビニをおすすめする理由は、通いやすいからです。24時間営業店のなかで、おそらく最も店舗数が多いのはコンビニ。自宅、利用駅、学校の近くなど、勤務地の選択肢が多いところが魅力です。
この組み合わせなら、効率的に、体への負担を抑えながら働けるでしょう。
以下ではコンビニバイトの求人を掲載しています。さまざまな時間帯で求人を募集しているので、自分にぴったりなシフトがないか、チェックしてみましょう。
▼早朝に働けるバイトは掛け持ちにピッタリ▼
早朝のバイトなら、今のバイト先の時間とかぶらずに働けるのではないでしょうか。掛け持ちをするときは、今の勤務先とシフトがかぶらない業種を選ぶことが大切です。
先にも述べた24時間営業の店では、早朝の時間帯を選択できます。ほかにも、
●カフェ
●スーパーの品出し
●ビル清掃スタッフ
●新聞配達
●パン屋の製造スタッフ
などで、早朝スタッフを募集していますよ。
以下の記事では、おすすめの早朝バイトを特集しています。上で紹介している業種の仕事内容や体験談も紹介していますよ! ぜひ、参考にしてください。
メリット満載早朝バイト4選
なお、早朝のシフトは時給にプラスして「早朝手当」がつくこともあります。以下では早朝手当を支給する求人も紹介しているので、ぜひ求人をチェックしてみてください。
「バイトの掛け持ち」まとめ
バイトの掛け持ちをすることで、
●収入の増加
●さまざまな社会経験
●人脈の開拓
といったさまざまなメリットがあります。
一方で、スケジュールの調整が煩雑になったり、体調を崩しやすくなったり……といったデメリットに気をつける必要も。収入が増加することから、所得税や社会保険・年金についても情報収集する必要があります。
特に扶養に入っている場合、保護者にも影響があるのでご注意ください。バイトの掛け持ちを成功させるためには、デメリットとうまく付き合っていく必要があります。
解決策
①掛け持ちのバイト先は近場で
②体調面を考えて肉体労働ばかりにしない
③バッファのために休日を設ける
これらを心がけながら、有意義な “バイト掛け持ちライフ” を送っていきましょう。
さて、掛け持ちを考えている人のなかには、フリーターの人も少なくないのでは? こちらの記事もおすすめなので、ぜひ一読してください!
■フリーターにおすすめのバイトベスト3! 掛け持ちもできます
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