コンビニ夜勤の実態調査! 平均時給やバイト内容をすべて教えます

「コンビニの夜勤は楽なのに時給がいい」と聞いて、興味を持っているそこのアナタ。
事実、深夜のコンビニは日中に比べると、レジに行列ができることも少なく客数もまばら。コンビニは学生や会社員の通勤・通学の時間帯が忙しく、夜間は客入りが落ち着く時間帯です。比較的ヒマで、楽そうに見えてもおかしくありません。
では、なぜ時給がよいのでしょうか?
この記事では、コンビニバイトの夜勤について調査しました! 満足に稼げるか、仕事はきついか楽か、自分に務まりそうかなど、判断できるようになります。「未経験者歓迎」や「学歴不問」の求人が多く、初めてのバイト先としても人気があるコンビニ夜勤。ぜひ参考にしてみてください!
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コンビニ夜勤の時給がいいってホント? 平均時給を調べてみた

コンビニバイトの夜勤は「時給がいい」というイメージを持っている人も少なくないでしょう。実際の給料事情はどうなのでしょうか?
▼コンビニ夜勤の平均時給は1,200円ほど▼
コンビニバイトで、22:00~翌5:00にあたる時間帯の平均時給は1,200円ほどと考えられます。高時給といえる額ではないでしょうか?
この額は、アルバイト情報サイト『おすすめディスカバイト』が公開している、全国のコンビニの平均時給から算出しました。2019年3月現在、コンビニバイトの平均時給は990円とのことです。
22:00~翌5:00の間に働くと、原則、基本時給に25%の深夜手当がつきます。そのため、平均の基本給より25%高い、1,238円ほどが夜勤の平均時給と考えられるのです。
ただし、基本給は都市と地方で200円以上のひらきがあります。これは、都道府県ごとに定められている最低賃金が異なるためです。基本給が低い地域では、夜勤時給が1,200円を切ることも珍しくありません。
現在最低賃金が一番低い鹿児島県では、コンビニ夜勤(22:00~翌5:00の間)の時給が952円以上になると考えられます。1,000円を切りますが、学歴を問わず未経験者が始めやすいバイトのなかでは高い賃金といえるでしょう。
平均時給に地域格差があるものの、コンビニ夜勤の時給は高時給といえそうです。
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■毎年改定されるバイトの最低賃金を調べてみた
▼法律で定められているから夜勤は高時給▼
コンビニ夜勤の時給がよい理由は、深夜の割増賃金が発生するためです。深夜帯の割増賃金については法律で定められています。
- 労働基準法第37条第4項
使用者が、午後10時から午前5時まで(厚生労働大臣が必要であると認める場合においては、その定める地域または期間については午後11時から午前6時まで)の間において労働させた場合においては、その時間の労働については、通常の労働時間の賃金の計算額の2割5分以上の率で計算した割増賃金を支払わなければならない。
※読みやすさのため、一部表記を変更しております。
参考:e-Gov「労働基準法第37条」
つまり、“原則22:00~翌5:00の間の時給は、基本給の25%増しにしなければならない” ということです。
たとえば、日勤の時給が990円とすると、
990円(基本給)×1.25(割増賃金率)=1,237.5円(深夜時給)
となります。この場合、1,237.5円未満になってはいけないので、深夜時給は1,238円以上になるんです。
多くのコンビニでは、基本給をもとに深夜帯の時給を算出しています。22:00~翌5:00の時間帯で働けば、日勤よりも効率的に稼げますね!
▼休憩時間は時給が発生しない▼

6時間を超えるシフトの場合、少なくとも45分の休憩時間が与えられます。当然ですが、この時間分の給料は出ません。時給を支払われるのは実働時間の分だけです。
参考:厚生労働省「労働時間・休憩・休日関係」
たとえば、22:00~翌5:00の勤務で45分の休憩を取ったとすると、実働時間は6時間15分。深夜の時給が1,200円なら、少なくとも日給7,200円以上になります。週3~4回のペースでシフトに入れば、月給は10万円前後になるでしょう。
学生にとっては十分な金額になるのではないでしょうか?
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■バイトの休憩時間に関する労働基準法を解説
▼時給以外にも昇給や手当で給料が増える可能性▼
Career Grooveを運営しているアルバイト情報サイト『おすすめディスカバイト』に、コンビニ夜勤経験者からの声が届いています。
体験談に目を通すと、割増賃金がついた時給以外にも、「昇給や手当で給料が増えた」という人が見受けられました。
●「大学生のころコンビニでバイトしていました。夜勤で週に3~4日入っていれば、十分遊べるくらいの額が稼げましたよ。バイトリーダーに昇格したら基本給が50円ほどあがって、さらに稼ぎやすくなりました!」(20代/男性)
●「学生で時給1,000円を超えるバイトはなかなかなく、夜勤のコンビニバイトは大切な資金源でした。僕の働いていた店舗だけかもしれませんが、近くでお祭りがある時や年末年始といった繁忙期には、若干の給与増しがありうれしかったです」(20代/男性)
●「正月はおばちゃん達が忙しくて勤務できないことが多かったので、学生アルバイターが多かったです。僕も出勤しましたが正月勤務の手当てが10,000円も出たので、とてもうれしかったです! また、お盆休みも手当てがつきました」(20代/男性)
責任のある立場になって昇給を狙う、人手が足りなくなる繁忙期に出勤するといった方法で、さらに多くの給料を得られるようになりそうです! 冬休みや夏休みを利用してガッツリ稼げそうですね。
なお、コンビニの夜勤バイトは仕事内容にあまり違いはないものの、店舗によって時給や勤務時間が異なります。
もし効率よく稼ぎたい場合、さまざまな求人を比較して「月にどれくらいの収入を得られそうか」を確認しておくことがおすすめです。
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きついor楽? コンビニ夜勤スタッフが担う仕事内容一覧

「来客が少ないからレジでボーっとしているだけで楽そう」 ……と思われがちなコンビニの夜勤ですが、やることは意外とたくさんあるんです。
コンビニバイト経験者からは、このような声が届いていました。
●「夜勤で大変なのは、とにかく作業が多いこと。翌営業日の下準備はあらかた任せられるわけですが、学生は基本辛そうに仕事をしていました」(30代/男性)
学生が辛そうになる作業とは、一体どのような仕事でしょうか? 夜勤スタッフが担う仕事内容を一覧でまとめました。
- コンビニ夜勤の仕事内容一覧
●搬入した商品の検品、陳列
●調理器具の清掃(フライヤー、おでんの什器など)
●店内外の清掃(棚、床、トイレ、駐車場)
●廃棄商品のチェック
●商品の整理整頓
●商品の発注(任された場合のみ)
この通り、意外と深夜のうちにやらなければいけない作業は多いんです。そして、これらの作業はレジや接客の合間にこなさなければなりません。
「なんで24時間営業なのに、もっと作業を分割しないの?」と疑問に思う人もいるかもしれません。コンビニが深夜に作業を集中させている理由は、利用客のことを考えた結果なんです。
▼深夜に掃除をするのは日中の混雑を防ぐため▼
コンビニは深夜よりも日中のほうが来客数は多いです。もし、たくさんの利用客がいるなかで床掃除をすれば、通路をふさいで混雑が起こるかもしれません。
また、フライヤー(揚げ物用の什器)の掃除をすれば、新しい油が再び温まるまで揚げたてのホットスナックを調理することができなくなります。朝や昼といった注文の多い時間帯だと、多くの利用客を待たせることになり、これも混雑の原因になるでしょう。
閉店時間がないコンビニでは、客の多い時間を避けて掃除をすることで、より多くの人がスムーズに利用できるように工夫しているのです。
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▼コンビニの夜勤は体力面できつい▼
実は、深夜シフトのコンビニバイトは体力が必要という一面もあります。
たとえば、商品の補充や廃棄処理では、飲み物や弁当が入った重たいコンテナを持ち上げたり運んだりします。ほかにも、下段にあるもの、上段にあるものを陳列する時の屈伸運動や、大きな什器の掃除など、体を動かす作業がたくさん。
立ちっぱなしというよりも、腕や足腰を使う作業が多くなります。「体力には自信がある」という人は問題なくこなせるでしょうが、そうでない場合は慣れるまできついかもしれません。
「ヒマそうだ」「楽だろうな」と思って夜勤のコンビニバイトを始めると、思いのほかきつい仕事に戸惑うのではないでしょうか。
▼黙々と作業したい派は夜勤がピッタリ▼
陳列や掃除のように体を動かす作業は、一度やり方を覚えてしまえばそれほど難しくない業務です。そのため、体力に自信のない人でも慣れてきたらスムーズにこなせるようになっていきます。
日中と違って静かな環境で作業ができるので、黙々・コツコツとやるタイプの人にとってはピッタリなバイトでしょう。
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▼コンビニ夜勤は睡魔との戦いがきつい▼

コンビニの夜勤できつい点といえば “睡魔との戦い” です。
●「夜勤は眠気との戦いでもあります。作業が少ない日は時間が長く感じ、眠気が襲ってききます。そういう日は一段と疲れますね」(20代/男性)
作業が少ない日は楽になるのではなく、一段と疲れると言っている彼。夜勤中の眠気対策はどのようなことをしたらいいのでしょうか?
■眠気対策① バイト前にしっかりと睡眠を取るべし!
睡眠不足では体が思うように動きません。一般的には「起床3時間後から脳が働きだす」といわれますが個人差もあります。
こちらの主婦は、出勤前の睡眠+休憩中に仮眠を取って乗り切っていたようです。
●「夜勤に慣れるまでは大変でしたが、出勤前に2時間、休憩中に30分ほど仮眠をし、少しずつ睡眠時間を確保して乗り切りました」(40代/女性)
バイト開始の何時間前に起床し、どのくらいの睡眠時間を確保するのが自分にとってベストか、調整しながらあなたのリズムを見つけていきましょう。
■眠気対策② バイト前の食事は少なめにするべし!
食後は消化活動をするために体がエネルギーを使います。そのため、眠くなりやすいんです。
バイト前は満腹になるまで食べず、休憩時間に足りない分を補う程度にして調節するとよいでしょう。
■眠気対策③ カフェイン入りの飲み物を飲むべし!
コンビニにはカフェイン入りの飲み物がたくさんありますよね。わざわざ買いに行かなくても、バイト先で購入できるのはコンビニバイトのメリットです。
コーヒー、紅茶、エナジードリンクなど、バイト前や休憩時間に飲んで眠気をスッキリさせましょう。
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女性でも安心して働ける? コンビニの “万が一” を想定した防犯対策

「女性でも深夜は安心して働けるのか」
「夜勤中はスタッフが一人でも大丈夫か」
など、防犯対策がしっかりしているか気になりますよね。
実は、コンビニ強盗が発生しているのは約80%が深夜の時間帯です。なかでも3:00台はほかの時間帯と比べて発生率が高く、強盗に狙われやすい時間帯といえます。
この章では、コンビニの防犯対策について警察庁が公表している最新の犯罪情勢資料(2017年発表分)を参考に、コンビニ防犯事情について解説していきます。
参考:警視庁「平成28年の犯罪情勢」
▼コンビニ強盗の件数は減少傾向▼
2007~2016年の間で、コンビニ強盗認知件数は5,957件。平均すると年間約596件です。一日1件以上の強盗事件が起きていると思うと、いつ自分の身に起きても不思議ではありません。
しかし、コンビニの防犯システムの充実や、SNSでの情報拡散によって、犯罪件数は年々減りつつあります。2015年からは、コンビニ強盗の認知件数が年間400件を下回るようになりました。
▼コンビニには充実した防犯システムがある▼
2016年のコンビニ強盗検挙率は約80%! ほとんどの強盗が捕まっているんです。
犯人検挙に大きく貢献しているのが、コンビニの充実した防犯システム。
特に犯罪抑止や犯人検挙に大きく携わっているのが “防犯カメラ” です。現代の防犯カメラには、人の顔や、駐車場に停めた車のナンバープレートまでしっかりと認識できるレベルのものがあります。これにより、強盗犯が逃走したあとでも迅速な逮捕が可能になりました。
また、作業中でもワイヤレスで持ち運べる非常用ブザーや通報装置も安心できるアイテムです。最新のブザーには、スイッチが通報装置と連動されているものや、外まで聞こえるような大きな威嚇音を出すものなどがあります。
このように、コンビニの防犯システムは日々進化を続けているんです。心強い防犯システムがあれば、女性でも安心して夜勤中ができるのではないでしょうか。
▼女性でもカンタン! 各自でできる防犯対策▼

防犯システムに加えて、店員自らが防犯意識を持つことで、さらに犯罪抑止をすることができます。
■店舗の防犯対策マニュアルを頭に入れておこう!
コンビニには “防犯対策マニュアル” というものがあります。夜勤に入る前に、店長や先輩スタッフに確認しておきましょう。
万が一、強盗が来た時に最優先すべきは “命” です。もしもの時はマニュアルを思い出して、ムリにその場で捕まえようとせず、自身の安全を確保してください。
コンビニ強盗犯は、防犯カメラの記録や目撃者の証言で、犯行後ほとんどの人が検挙されています。マニュアルに従って、速やかに警察や責任者に連絡を入れましょう。
■一人になる時間をなるべくつくらない!
深夜のコンビニバイトは防犯対策上、一人のシフトになることは少ないです。
しかし、相方がバックヤードや休憩室にいる時はどうしても一人になってしまいますよね。そのような時は、スタッフ同士でタイミングを見計らって時間を取りましょう。
店内に複数の利用客がいる時は、人の目があるためか犯罪が起きにくい傾向にあるようです。
■防犯用のシールド、カラーボール、カラースプレーなどはレジの近くに配置する!
店舗によって防犯グッズは異なりますが、すぐに手の届く場所に常備しておくとよいでしょう。脅迫される場所として最も多いのが “カウンター越し” なので、スタッフしか手が届かないレジ付近に配置しておくのが無難です。
■来店客には顔をみて「いらっしゃいませー!」と元気にあいさつ
コンビニ強盗を計画している人は、事前に下見に来ることがあります。入店した人の顔をしっかり見てあいさつをすることで「覚えられたかも」という心理になり、犯行抑止につながります。
夜勤のコンビニバイトまとめ
コンビニ夜勤の実態について紹介しました。この記事のまとめは以下の通りです。
●夜勤の時給は基本給の25%増しなので効率的に稼げる
●深夜のうちに済ませなければならない作業が多いため意外ときつい
●一人で黙々と作業したい人にとってはピッタリ
●防犯対策がしっかりしている店舗なら女性でも安心して働ける
年齢(※)、学歴、経験を問わず始めることのできるコンビニバイト。興味のある人は、ぜひ求人情報を探してみてくださいね!
(※)18歳未満の人は法律によって、原則22:00~翌5:00の労働を禁止されています。
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